CV:荒川美穂
百合ヶ咲るると一緒に「嵐が丘学園」に転入してきた女の子。
しかし、その正体は人間ではなく「熊(人食クマ)」。
椿輝紅羽に何故か執着しており、彼女を助けたり、挙げ句るるとともに紅羽の家に押し掛け居座る。
人間姿ではショートカットの髪型、クマの姿では頭の王冠と背中の大きなリボンが特徴。
かつては捨てられた小熊で、何故か王冠を被っていたため「一人兜の銀子」とはやし立てられていた。レディ・クマスターに集められた軍に参加しヒト排除のための戦闘に参加するも仲間に見捨てられ、幼い紅羽に助けられて友人となるも何らかの事情で紅羽がやがて彼女のことを忘れてしまい、椿輝澪愛にペンダントを託されてクマの世界に返され、その後るると知り合い行動をともにするようになった。そのペンダントが元々箱仲ユリーカが澪愛に贈ったものであったためユリーカには一方的に逆恨みされていた。
泉乃純花への嫉妬から、百合園蜜子が純花を付け狙っていることを知りながら止めなかった事があり、本人も後悔している。
漫画版
嵐が丘学園に転校してきた「人間」。
明朗快活な性格で誰とでも親しくなることができ、あっという間に学園の人気者となった。
が、本来の性格はとある理由から世界の全てを煩わしく感じているニヒリストで、強い孤独を抱えている。
好きなものにはとことん強い執着を示し、特に紅羽に関しては、「紅羽と私だけがいればいい」「誰にも触れられないように、紅羽をどこかに閉じ込めてしまいたい」など、激しい感情を抱いている。
生徒会長が紅羽に手を出さないよう、肉体関係を許そうとしたこともあった(未遂に終わったが)。
ここまで紅羽に執着しているのは、『自分を含めた世界の全てが薄汚い「クマ」に見える』という、母親から仕込まれた病的な妄想が関係しており、そんな世界の中でただ一人人間に見える紅羽を「運命の人」と信じて彼女に強い「スキ」を抱いている。
余談
増田俊也による小説、またそれを元にした漫画の「シャトゥーン ヒグマの森」には、「ギンコ」という名のクマが登場しており、名前の由来だと考えられる。