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名誉も誇りも捨てたpixiv民に概要を告ぐ
王国の会議室に帝国軍の暗殺者の襲撃で、報復を決心した光波は、地球から「ウルフファング」を連れて攻めてきた帝国軍の前に現れる。
帝国軍は、(当然ながら)見たこともない馬車に驚きながらも、作法に則り口上交換を行おうとした。
光波は、狙撃手にそれをしに来た貴族に照準を合わせるように指示。
「我こそは栄えあるアルダー帝国が貴族、トルステン・フォン・ロッツ伯爵である!この度の我が帝国による…」
「ただちに射殺」
相手の口上を聞く気なかった光波は、狙撃手に発砲指示をし、乾いた銃声の後に相手は落馬し絶命。
それに激怒した帝国軍は、「口上の使者を手に掛けるとは、名誉も誇りも無いのか、蛮人がっ!!」と怒るが、光波は冷静に保ったまま、スピーカーを通してマイクでそのブーメラン発言を文字通り返す。
「名誉も誇りも捨てた帝国兵士に告ぐ」
遠くまで響く声に驚いていたが、光波は言葉を続ける。
「一方的に条約を破り、裏切り者の手引きで我が国にこそこそと忍び入り、魔物と手を組んで一般の平民を殺し略奪に来た盗賊風情に、名誉や誇りを口にする資格などない!神はお怒りである。いかに勇敢に戦おうとも、いかに手柄を立てようとも、帝国兵士は神の許に召されることはない。皆全て、地獄に堕ちるのだ!」
反論も出来ない帝国軍を他所に、まだ光波は言葉を続く。
「なぜ私がそう断言できるのか、知りたいか?それはな、私がそう決めたからだよ!神の怒りを見るが良い!」
かくして光波は、帝国軍に神の力という名の一斉射撃で、反撃の隙を与えずに一方的に蹂躙し始めた。
混乱する敵軍を一掃する中、光波はある隊員と会話している時に(アニメ版とコミカライズ版では目の光を消し、恐ろしそうな無表情の顔で)こんな事を言った。
「二度と人間なんか信用しない、と人間不信になった魔物を帝国領に押し返す。できればついでにこっちの森とかにいる魔物も一緒にくっつけて。帰路、敵の兵士をたくさん食べてくれるよ。無理矢理徴兵された農民も、二度と帝国の挙兵に応じないようにたっぷり恐怖を刷り込んで、帝国への怒りと憎しみを植え込むよ」
当然ながらそれを聞いた隊員達(及び読者)からはドン引きをされた。
皆全て、元ネタというアカウント停止に堕ちるのだ!
セリフと描写の元ネタはルパンVS複製人間のマモーのラストバトルのレーザー攻撃と自衛隊彼の地にて、斯く戦えりの戦闘シーンと遊戯王5D'sのハラルドの神の力と称したミサイルを山頂を破壊するシーンと思われる。
相手からしてみれば「まるで意味がわからんぞ!」状態になるが、司令官暗殺未遂とはいえ、ケンカを売られた光波が、目の前で瀕死の重傷にされた友人を目の前に怒りの逆鱗に触れて、目には目を歯には歯を的な方法で懲らしめる(?)事になったので、家族を失った彼女にとって余程許さなかったであろう。
なぜ私がをアニメ版の余談を言うのか、知りたいか?
声が落ち着いたようなトーンになっている。
黒幕のドラゴンを含めて、帝国軍の殆どは痛めつける程度に留まっており、描写の限り死者は出ていない様子である。