皇城セツナ
すめらぎせつな
英才教育を受けて育ったエリート女子。
目的達成のためには、小さな物事を切り捨てることも仕方ないと考えるタイプ。その育ちの影響もあり、威圧的で近づき難い雰囲気を纏っている。
長い間海外に留学していたが、奏坂学園の現状を憂い戻ってきた。苗字は異なるが、珠洲島有栖とは姉妹という間柄。
(公式サイトより)
オンゲキ R.E.D.から登場。
しばらくの間プレイアブルどころか敵としても登場していなかったが、第4章チャプター3にて遂に対戦相手として登場。曲によって属性が異なるという初仕様であり本属性はプレイアブル化まで分からなかったが、オンゲキ brightでまさかのプレイアブル化。
これに伴いプレイアブルキャラとしての属性は「FIRE」で確定したが、「全ての属性に対して弱点攻撃」(属性の有利不利を無視して1.1倍のダメージを与える)という前代未聞の効果が自身の大半のカードに付いている。
そのため属性は「BOOSTカードの効果を受けられるかどうかの判定」「属性オンリーガチャの排出対象への選定基準」にのみ影響する。
一部のカードには全属性への弱点攻撃効果がないので注意。
また、bright以降も対戦相手としては前述のFIRE以外の属性で登場することがある。
STARRED HEART(LUNATIC)の譜面演出等では青系色で表現されることがあるが、「登場時点ではユーザーの目に見える範囲としてセツナを青として表現した譜面やビジュアルが主でしたのでこのように表現しました。カードの属性とはまた別の話になります」と譜面部の緑化委員長氏がコメントしている。
プレイアブル化したbright以降でも青(キャライメージカラーは暗い紫)として表現されているため、運営スタッフの中では「属性はFIREだが、譜面演出からグッズまで色で表現するなら青もしくは紫」と認識されているのだろう。
制服は奏坂学園指定のものと大きく異なっており、学園の校章は靴下とかなり分かり辛いが上着の左肩部分にて確認できる。後にbright稼働後2回目の「いちげき!」では咲姫に明らかに他と違う制服を羨ましがられた。
ログインボイスによるとこの黒い制服はオーダーメイドの特別製との事。
対戦相手として初登場した第4章チャプター3でシュータードレスが初公開されたが、露出度の高さはオンゲキトップクラス。
タイトル | 曲 | 歌 | 属性(敵Lv.) |
---|---|---|---|
Falsum Atlantis. | kanone | FIRE(70) | |
Don't Fight The Music | 黒魔 | AQUA(70) | |
GODLINESS | 椿山日南子 | 皇城セツナ(CV:八巻アンナ) | FIRE(70) |
LAMIA | BlackY | AQUA(75) | |
Apollo | TJ.hangnail | LEAF(80) | |
Transcend Lights | 小高光太郎 | オンゲキシューターズ(星咲あかり(CV:赤尾ひかる)、高瀬梨緒(CV:久保ユリカ)、柏木美亜(CV:和氣あず未)、東雲つむぎ(CV:和泉風花)、皇城セツナ(CV:八巻アンナ)) | LEAF(7) |
μάγια | Street | FIRE(45) | |
Handmade Good Day | 矢鴇つかさ(Arte Refact) | 珠洲島有栖(CV:長縄まりあ)、皇城セツナ(CV:八巻アンナ) | FIRE(14) |
Resolution | ANCHOR | 皇城セツナ(CV:八巻アンナ) | FIRE(60) |
ゼーレンヴァンデルング | ke-ji(CERTIA) | FIRE(67) | |
Stardust:RAY | kanone VS Blacky | LEAF(70) | |
Prominence | ANCHOR | 皇城セツナ(CV:八巻アンナ)、式宮碧音(CV:高橋未奈美) | FIRE(50) |
Apollo -onoken AxSwing Remix- | onoken | FIRE(55) | |
And Revive the Melody | 黒魔 | AQUA(75) |
有名コンポーザー2人によるレベル14+のボス曲×2を引っ提げて堂々初登場。この登場の仕方、どこかで見覚えがあるような……
R.E.D. PLUSではキャラソン初のレベル14、インスト2曲に至っては全難易度で最大難易度を更新、オンゲキ初となるMASTER難易度15、対戦相手Lv上限突破と大量の初物をひっさげて降臨した。特にApolloは通常譜面なのに初登場の危険弾(ガードスキルが無ければ2発被弾でGame Overになる)のばら撒きなどで完走すら困難。更にボス登場が最後の20秒程しかないという通常譜面では最短クラスの短さであり、そこで被弾すれば実質門前払いとなる。
セツナ「絶望を知るがいい!」
そしてR.E.D. PLUSから半年後のbright MEMORYの隠しチャプター「Autumn Memory」では英語歌詞のGODLINESSとは違い日本語で歌うソロキャラソン、ソロユニット「刹那」のイメージインスト、そしてR.E.D.系列のボス曲を提供したkanone氏とBlacky氏による合作を引っ提げて登場した。やはりこのパターン、どこかで見覚えがあるような……
楽曲プレイ中対決時のセリフは「絶望を知るがいい!」「教育してやる」「楽しくなってきたな」。
ストーリーでの初登場はメインストーリー第4章で、奏坂学園の生徒総会に突如現れる形で登場した。
その正体は、海外に留学していた珠洲島有栖の姉。
「堕落した奏坂を正す」と言い、一方的に改革を断行する。
彼女の使う【負のオンゲキ】(人間の悪感情を利用したオンゲキ)の力は、学園最強のR.B.P.の3人も赤子のように捻じ伏せてしまった。
学園長総選挙最終日ではASTERISMを一度は下すが、突如オンゲキ演習場に入り込んだマーチングポケッツがASTERISMにエールを分けたことで状況は一転。
最後は学園長室に来た星咲あかりを言葉巧みに悪感情の沼に引きずり込もうとするが、そのあかりの仲間たちの信頼と理解の声に応じるようにあかりが悪感情を全て振り払ったことでその狙いは大きく裏切られる。
やむを得ず自身の悪感情であかりをねじ伏せようとするが全く本気ではなかったらしく突如敗北宣言し、学園長の座を有栖に譲った。
その時にようやく表情を緩めたが、その表情が微笑なのか嘲笑なのか、有栖には分からなかった…。(今までの嘲笑のような笑みとは違う表情であるため、表情を緩める前のセリフ的にも恐らく微笑かと思われる)
第4章での学園長総選挙の激戦から数日後となる第5章のストーリーでは、謎の招待状をASTERISMと有栖に送りブドーカンに呼び寄せ、自らと有栖の過去を語り明かした。
ASTERISMが3年前に見たのと同じプリメラの試合を有栖と自身、そしてその両親も共に見ていたのが最後の一家団欒であり、この日を最後に両親は離婚し家族は分裂してしまった(苗字が違うのはその為)。
その後有栖は母に引き取られ日本に残ったが自身は父について行き、海外のシュータースクールに入学した。
その海外のシュータースクールが相当な競争社会で、生徒総会で自身があかりたちに強いたものより更に過酷な環境だったらしく、第4章であかりたちを鍛えようとしたのは本気だったようだ。
しかしセツナの「諦めるつもりは無い」というセリフや、その後に葵が言い放った「全部、あなたの私情ですよね?」という強烈な言葉からASTERISMと一触即発の雰囲気になるが、勇気を出して着ぐるみを脱ぎ捨てた有栖が間に割り込み、母の日記に書かれた過去の真実を打ち明けた。
実際は父と海外に行くのは有栖の方だったらしく、その有栖を守るべく自身が代わりに海外に行くように父を説得した…つまり有栖をかばって海外へ渡ったらしいのだ。
自身がASTERISMをブドーカンに呼び寄せた真の目的は、ブドーカンのステージに立つ意味をASTERISMが理解しているかどうか確かめるためだったという。
全てのオンゲキを乗り越えた先に一番星であるプリメラが輝く、その輝きとステージを目指すのならば、また相まみえることになるだろう、と意味深な言葉を残して去っていった。葵は宣戦布告と捉えていたが、あかりは
私たちとはやり方や信じるものは違えど目指している先は一緒だと告げ、有栖もそれに納得する所で話は終わる。セツナもプリメラを目指している事は確かなのだろうが、果たして…。
Memories of O.N.G.E.K.I.では、第4章でのあかりたちとの戦いからしばらく経った後、学園創立記念日の創立祭のフィナーレを飾る舞台でASTERISMがこれまでの思い出を語るものとなっており、セツナはAutumn Memoryのストーリーで登場した。
時間は学園長総選挙最終日の前日(第4章CHAPTER 2の辺り)、⊿TRiEDGEが通っているゲーセンで梨緒たちを見つけ、自身がソロプレイでスコアをカンストさせてまで埋め尽くしたランキングを見せつけ、己の格の違いを証明した。そのうえで梨緒たちにライバルとは何か問い、今の⊿TRiEDGEはASTERISMと本気で戦おうとしていないのではないかという問いをぶつけた。
前述のbright無印でのプレイアブル化に伴いプロフィールとナビボイスが追加された。
こちらでも第4章・第5章のような苛烈な面が出るかと思えばそうではなく、どのプロフィールもナビボイスもかなり優しい口調で語りかけるものになっている。
まずはプロフィール。
よく聞く音楽にクラシック、趣味に乗馬/バイオリン、好きな言葉にノブレス・オブリージュと、まさにお嬢様という感じのものが並び、注釈の台詞はどれも優しく語りかけるものが並んでいる。
苦手なものの「暇な時間/身体に悪そうな食べ物」では有栖の食事が健康に悪そうなものばかりだと有栖の健康状態を心配する台詞がある。
次にナビボイス。
例を挙げるとすれば弾幕曲などで途中落ちしても「問題ない。気持ちを切り替えていくぞ」と励まし、「極(オーバーダメージ400%以上)」を出せば「素晴らしい!非の打ち所がない!」とベタ褒めしてくれる等。
更にメダルを20枚集めて手に入る更に親しげになった感じのナビボイス2。ログイン時に「お前が隣にいるのが普通になってしまったな」「どうした?手でも繋いでみるか?ふふ、冗談だ」「ん?もっと近くに来い。こういうのは堂々としていればいいんだ」、
更にはログアウト時には「あまり私を待たせるなよ」「ん?そんなに見つめても何もしないぞ」「誰かと共に過ごす時間と言うのも悪くないものだな」と、この通りプロフィールやナビボイスは4章の彼女からはまるで想像もつかないものばかりである。
そしてランキングイベント「有栖とセツナのチョコっとクッキング」。
イベント開始に伴いストーリーが追加されたが、こちらは調理実習室でばったり有栖と出会い、「歴史を変えるチョコを作る」と言ってチョコ作りに取り掛かる有栖を見る事になる、というもの。
だがチョコを作ろうとする有栖の手際はお世辞にもいいとは言えず、湯せんの温度を高め過ぎる、塩と砂糖を間違える(塩と砂糖のくだりはあかりの2月のログインボイスにも同じネタがあった)とミスが出るたびに自身も手直しをする。
更には隠し味にニンニク、背脂、ラー油と、明らかにラーメンを作る時の調味料を使おうとした有栖を見て「危なっかしくて見ていられないな」と心配になり、これを「いい機会かもしれん」と見て、優しく微笑みながらエプロンを纏い有栖を手伝う事にした。
その後の様子はイベントのテーマソング「Handmade Good Day」とランイベ開始後2回目の「いちげき!」でいくらか確認できる。
有栖が作ろうとしたと思われるチョコは「手作りマシマシラーメンチョコ」。これはランイベ累計ポイント55,000点到達時にもらえる称号にもなっていた。
4章で有栖と学園長の座を巡って激戦を繰り広げた有栖の姉にしてオンゲキシリーズ初の明確な敵キャラとして有名だっただけに、そのセツナが自分から妹(有栖)に優しく歩み寄るというまさかの展開に多くのファンが驚く結果となり、ここでセツナ推しになった人も多いだろう。
そして前述のMemories of O.N.G.E.K.I.。Winter Memoryのストーリーでは第1章から第4章までの自分たちの思い出を改めてASTERISMが語った。それを踏まえた上で今のセツナ、そして今のセツナのオンゲキは輝いているとASTERISMが称えるが、セツナは「私はお前たちを否定も肯定もしない」とあくまで中立であろうとする。
かつて補習常連だったASTERISMがラストフェスの場にいる。夢に見たプリメラにもなってみせるという決意表明を聞き、創立記念祭の特別ゲストにプリメラが来ている事、そのプリメラが奏坂のOGでもある事を明かす。
その事実を聞いたASTERISMが震え出すが、それは畏縮ではなく夢にまで見ていたプリメラが自分たちを見てくれている事に対する歓喜の震えだった(葵のみ緊張の震えではあった)。その歓喜と共にラストフェスに臨むASTERISM。逞しく成長したかつての宿敵を前に一人微笑むのだった。
1つ後のO.N.G.E.K.I. Memoryのストーリーではラストフェス直前のあかりたちが描かれる。ラストフェスを前に緊張したり騒ぎ立てたりするあかりたちを前に有栖が目指した奏坂のシューターの形を再認識するセツナ。そこに現れセツナの手を握るかつての宿敵、有栖。「ラストフェスだから一緒がいい」という有栖に応えるようにセツナは手を繋いだ。
そこに大いに驚いた様子で現れるマーチングポケッツ。それに照れながらもセツナはASTERISMに先導を頼み、ラストフェスのステージへ向かった。
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