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概要編集

真型メダロットとは2004年12月16日に発売されたゲームボーイアドバンス用祖ソフトである。

メダロットシリーズおなじみのカブト・クワガタの2バージョン制。


特徴編集

キャラクターデザイン編集

キャラクターデザイン・アートディレクターに北沢直樹氏を起用している。

今までのメダロットにはないポップでクールな世界観にリニューアルされた。


アガタヒカルメタビービーストマスターなどの原作にいたキャラクター・メダロットは一切登場しない

代わりに「ガンマ」や「ビート」・「デュオカイザー」などのキャラクターやメダロットが登場する。


シナリオ編集

1997年に発売されたシリーズ第一作ゲームボーイ用ソフト『メダロット』をベースにしている。


時は近未来、誰もが「メダロット」と呼ばれるペットロボットを所持し、メダロット同士を戦わせる「ロボトル」と呼ばれる競技が流行している世界。

主人公ガンマは夏休みの始まりの日、ひょんなことからメダロットの頭脳に当たるメダルを手に入れる。その後メダロットを手に入れ、ロボトルの世界へ足を踏み入れる。各地でロボトルを重ねていくうち、いつしかメダロットを悪用し世界征服を企むロボロボ団との戦いに巻き込まれていく・・・。


一部イベントやキャラクターの台詞がところどころ異なる所を除けばストーリーの大筋は原作と同じである


ゲームシステム編集

各種インターフェイスやカスタマイズ・育成・ロボトルシステムは2002年に発売されたゲームボーイアドバンス用ソフト『メダロット弐CORE』のものを採用している。


比較的洗練されているシステムの採用により遊びやすい。

まとめ編集

メーカーは『リニューアル』と称して新シリーズとして売り出すつもりだったようだが、

  • システムは過去作の使い回し
  • シナリオも過去作の使い回し
  • そして今までにない別ベクトルのデザイン観でキャラクター・機体を構築
  • 一方原作のキャラクターや機体、音楽等はすべて削除
  • 結果シリーズの原点を上っ面だけあらぬ方向に改変
  • ボリュームは原作のものほぼそのままなので過去作と比べると少ない

と、原作から改善されたところもあるにはあるのだが(あくまでも流用元の弐COREの出来が良かったことに起因する)、主に『メダロット』らしくないキャラクターデザインによって台無しになった『原作改変リメイク』によってファンから酷評されることになった。


・・・メディアミックス展開も終わり、微妙な出来のゲーム作品を発売し、ファンへの訴求力を失っていたとはいえ、本作はシリーズ展開を一時期再起不能にまで追い詰めた作品として、メダロットDSが発売された今なお否定的な目で見られ続けているのが現状である。


ただし、ゲームとして致命的に破綻している場所は無く、一部機体のパーツ能力の調整・変更(加え流用元からの強力パーツの排除)が行われ、本作独自の良い意味でのバランスを誇る。ゲームシステムとしての『メダロット』らしさは何一つ失われていない。

加え、この本作独特のデザインを他のシリーズ作品に無いアイデンティティと捉え、他のシリーズ作品と同様に本作を嗜むメダロッターもごく少数いることを明記しておきたい。

また今作は女性型メダロットの割合が多く尚且つ強いという作品になっている(WEA型も女性型となっている)。


更に言えばファンからは黒歴史扱いにされやすいこの作品であるが、ほるまりん氏は7の宣伝の一巻のキャラクター・メダロット総選挙でランキングに入ってないにもかかわらずちゃっかり本作の主人公機を描いていたり、その主人公機をガレージキット化してワンフェスで売っていたり、8の公式コミカライズ(無論先生本人執筆)冒頭で主人公のガンマが出ていたり、どころか公式の対談イベントで「デザイン的には好き」と言われていたり、ついには「9」のDLC及び「S」のメダリーグガチャ景品としてで本作の主人公機が参戦しているなど、公式では黒歴史にされていない。

なお真型の機体は頭身が低く設定されている為、頭部の比重がかなり大きいのだが、9以降に登場した真型機体は、胴体部分の比率を他の機体と合わせてあるため、頭部が非常に大きくなっている。


また、メダロットクラシックスプラスに出ていないのだがファンからは当然苦情となっている(『出て当たり前の作品が出ない』のだから)。


関連タグ編集

メダロット

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