着物警察とは
着物を着ている人(全く面識のない人)に対し本人の同意なく着物の着方を注意したり実際に着物や帯を直したりする人のこと。 主に50-60代くらいの女性に多く、重箱の隅をつつくように着物のアラ探しをすることがまるで路上で職務質問をされているようなことからそう呼ばれる。
単純に間違いならまだ良いものの、近年はファッションとしてわざと襟などを着崩していたりや短い丈のものを着ている場合もあり、そういった人から見れば迷惑以外の何物でもない。(もっと言えば、着物に対して規律を求めているのは、高級路線を謳い始めた昭和後期からであり、普段着として一般的な時代はラフな着こなしが一般的であった。)また許可もなく無理やり着物を直す行為は(同性の場合でも)セクハラやパワハラに相当する場合がある。
着物警察の行動例
- 信号待ちやトイレで待ちなどのシチュエーションでなんの断りもなく帯や衿を直された
- 帯締めの位置が低いでしょ、帯と着物の色が合ってない、それポリエステルでしょ?と指摘された
- 勝手に帯を直された
- 着付け教室に通っていないでしょ、着付けの本を読んだ方がいいと言われた
着物警察への対処法
- 無視する
- ありがとう、でも大丈夫ですと断る
- 忙しいので失礼しますと立ち去る
- 警察に通報する
着物警察にならないために
- 他人の着物をじろじろ見ない
- 着物の着方に口出ししない
- 着物を着ている人を温かい目で見る
別解釈
「着物警察」という字面から、「着物を着た警官」という解釈も有り得る。例としては、『東方Project』に登場するキャラクター「小兎姫(ことひめ)」など。