概要
次のような意味がある。
- ミニチュアサイズの着物。雛人形のものが有名。
- 体格に合っていない着物。子供時代の浴衣を着てそうなった宮子(ひだまりスケッチ)など。
- 丈の極端に短い着物。「ミニスカート」と同じ意味合いで、実際に裾がそのような形に処理されているものも存在している。
pixivでは3.を指している事が多い。以下の解説もそれを前提に行っている。
21世紀に入ったあたりからギャル層を中心に大真面目なファッションとして取り入れる動きが出始めたもの。
かつては「キャバクラにしか見えん」(byひだまりスケッチの沙英)、「バカボンにしか見えん」(某ファッションデザイナー)と怪訝な顔をされたものの、女児服の方面に広まりを見せ、一定の着用者を生んでいる。
そもそも伝統的な和装においても、子供に限っては脚を露出させる事に比較的寛容な風潮があり(なお『天才バカボン』の連載開始は1967年である)、ある意味原点回帰したとも言える。
ただし男子にはほとんど受け入れらていない。女子と比べるとファッションへの興味が薄いうえ、そもそも21世紀の男児は半ズボンさえ穿かなくなったので(精々膝丈のハーフパンツ)さもありなん。
その他、フィクションの中では妖怪の類が一般人と明らかに違う存在であると示すために着用している事もある。
擬人化、特に戦前をモチーフとする兵器擬人化作品でも、男性向け作品としてミニスカートを履かせなつつも日本国籍である事を一瞬で伝えられるメリットから比較的目にしやすい。
ニーソックス(ニーソ足袋)やロングブーツなどと組み合わせていて、露出度自体はさほど高くならないという場合もある。まぁ絶対領域が目的だが。そもそもパンツが見えそうな丈なのは変わらないし。え、和服ならノーパン?流石にそれは…。
関連イラスト
タグの使用率は高くなく、一般的な「着物」タグなどがそのまま貼られている事の方が多い。
関連タグ
甚平:男性向けの簡易な着物。足回りがハーフパンツ状になる。この存在があった事も男子の需要が低止まりした一因と言える。
ミニ浴衣:タグ使用率は低い。
ミニ袴:基本的にスカート状の行燈袴(一般的な袴は馬乗袴)。タグ使用率は低い。
改造巫女服:丈に限ったタグではないが、ミニになりやすい。使用率はかなり低い。上記のミニ袴も基本的にこれの一種(「明治大正の女学生」ネタは少ない)。
着物ドレス:洋服的なアレンジが強すぎるとこちらに分類される場合もある。