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概要

全力回避フラグちゃん!の登場キャラクターの一人。

新章ストーリー編第5話『決戦』に初登場する。

彼の登場により、長らく謎だった破滅フラグの正体と、地獄の存在が初めて明らかになった。

死亡フラグら死神や天使達を生み出した神様の弟。

神様が『創造の神』であり、彼は『破壊の神』である。

過去

昔、二人で現在の天界とは異なるもう一つの天界を作っていた時。

神様が魂を創造して人間界に送り、死神が魂を回収した後に、彼が魂を『壊す』ことで輪廻転生のシステムを回していた。

ここで言う『壊す』、は浄化のことで、人間界でため込んだ辛い思いや怨みなどの悪いモノを浄化し、リセットしていた。

しかし、ある日を境に様子がおかしくなり、神様の前から姿を消した。

そして、後述する事件の日。

再会した彼は、神様と天界を破壊すべき敵だと言うようになっていた。

劇中での行動(暗躍も含める)

新章ストーリー前

堕天使No.0の記憶を消して、神もろとも、天界を地獄に堕とすべく天界に送り込む(記憶を消したのは、潜入するにあたって怪しまれないため。記憶を失っていた時は破滅フラグと名乗っていた。また、破壊の使命は破滅フラグ(堕天使No.0)の魂に刻まれており、天界で眠り意識を手放した時に、無意識のまま発動される)。

破滅フラグ(堕天使No.0)は「嫉妬、羨望、独占欲、素敵な闇を抱えてるじゃないか」と言い天使No.7に目をつけ、闇を増大させて堕天使にさせる。

また、大罪シスターズを離脱した死神の一人、傲慢の死神を堕天させる。

堕天した傲慢の死神は、心の闇を抱えて苦しんでいた天使達を堕天させ、下僕にする(堕天使になった天使達は、反旗を翻すまで、普通の天使に『成りすまし』て天界に潜んでいた)。

1話

その後、ちょうど神様が天界を離れ、彼のもとに行っていた頃。

天使No.7の本来の力を反転させた『不幸を呼び起こす』力で『天界獣』の群れを一斉に引き寄せ、天界を破滅させる。

2話

天使や死神が次々に倒れ、混乱し泣き崩れる破滅フラグの頭の中に、

『お前は堕天使No.0。時は来た。今こそ使命を思い出すのだ。』

と直接メッセージを送り、強制的に全ての記憶と使命を思い出させる。

3話

天使No.7が無事に普通の天使に戻ることができ、生存フラグと和解しようとしたところで破滅フラグは地獄アイテム『天使と死神を破壊する』槍を使って致命傷を与える。

4話

そしてついにその正体が地獄の使者『堕天使No.0』であることを明かす。

しかし、邪魔が入り立て続けに失敗

5話

さらに出かけていた神様が帰ってきたため、堕天使0は退散。

地獄へ戻ってきた堕天使No.0に、『なぜさっさとNo.269達を破壊せずにわざわざ堕天させたのか』と咎め、期待に応えられなかった罰として、怒りが収まるまで、灼熱の炎で死なない程度に焼かれ続ける拷問した…

そして、『二つ目の喇叭(ラッパ)』を鳴らすための準備に取りかかる。

7話

今まで天使に『成りすまして』いた堕天使達が、一斉に反旗を翻し、天界を破壊しようとするも、この展開を予測していた神様に、堕天した傲慢の死神含め時間稼ぎに利用される。

8話

『地獄』に乗り込んできた神様を持ち込んできた天界アイテム『封印!カチカチボックスさん』逆封印する(潜入任務を行っていた恋愛フラグ『我が手で直々に堕天』させ、アイテムに『神様を封印』するように細工をさせ、二重スパイと見せかけた三重スパイをさせていた)

そして、堕天使No.51の刃は、死亡フラグ達に向く…

9話

恋愛フラグの記憶を『破壊』し、自分の都合のいいように書き換えていたことが判明。しかし矛盾を指摘されると苦しむ様子から、完全に『破壊』されたわけではない。

堕天使No.51は、死亡フラグ達を破壊しようとするも、違和感に気づいた失恋フラグにより、早々に正体を明かす。

失恋フラグ、生存フラグが命掛けの攻防を行った結果、失恋フラグに重症を負わせる。

が、妹である失恋フラグを傷つけたショックで元の恋愛フラグに戻る。失恋フラグも、ナナが恋愛フラグの役に立ちたいと強く願い、天使に戻ったことにより、彼女の『幸運を引き寄せる』力が発動したことにより、致命傷を免れた。

一方、破壊神は、大罪シスターズを制圧し、堕天使No.0に『封印アイテム』の発動に向かわせる。

10話

破壊神は浄化のためとはいえ、魂を『破壊』する度に魂たちの苦しみや悲痛を聞き続け、日に日に精神を病んでいったことが判明。

さらには『慈愛の死神』を手にかけ、『苦しむ命を生まれ無くさせるため、全て破壊して無に帰す。』、『苦しむ命など最初から生まれなければ良い』と偏った過激な思想を持つようになっていった。

この事件がきっかけで、兄の創造神とは決別することになり、創造神は新たな天界(現在の天界)と死神、天使を創るため旅立ち、破壊神は一人取り残された。

そしてある日のこと。

廃墟となった天界で堕天使0が生まれた。

『今さらこんな場所に生まれる命があるとはな』と驚いていたため、破壊神が創ったわけではない

長い間孤独に苦しんでいた堕天使0にとって、彼は自身を苦しみから救ってくれた恩人だった。

地獄で過ごしていた頃に堕天使0は、彼と離れないよう地獄の数少ない資源で赤い紐を贈ったが、「誰かを『想う』程に失ったときの苦しみや悲痛が大きくなるだけ」と後に(目の前で)燃やされている。

それでも堕天使0は『お兄様』のため、フラグちゃん、生存フラグ、恋愛フラグ、失恋フラグ、天使No.7を拘束。

その後フラグちゃん以外は槍で突かれて倒れ、隙をついて神様の封印を解きに行ったモブ男も突かれて消滅してしまう。

だが、フラグちゃんは諦めていなかった。

皆を失うことがどれほど苦しくても、大切な気持ちは変わらないこと、『最初から生まれなければ良かった』なんて、ほんの少しも思わないこと。

『いい人生だった』って最後に笑えるそんな『フラグ回収』をするため、苦しくて悲しいだけの死を無くしてみせること、さらには彼も、破壊神も見捨てないと。

11話

恋愛フラグが潜入捜査するにあたって、神様から託されていた『創造の力』と、神様を封じる程の巨大な『古き天界』のエネルギーの二つの力がモブ男の中に残っていた『万物創生システム』のプログラムに結びつき、モブ男がシステムそのものになり、周囲を仮想世界のように好きに塗り替える力を得た(見た目が生首が剣に突き刺さっているが、フラグちゃん以外は特に気にしていなかった)ことにより、破壊の神を圧倒し、神様の封印を解くことに成功する。

しかし、タイムリミットになり、モブ男は力を使い果たし落下してしまう。

周りは戦いのダメージにより、まだ動けない。

そんな時。

『行って!『先輩』!!このバカは…僕が守ってあげるからさぁ!!』

落下するモブ男を救ったのは、堕天使No.0だった。

彼は『お兄様』を裏切ったのではなく、大切に思っているからこそ、消えてほしくないからこそ、『最初から生まれなきゃよかった』という『お兄様』の理想を否定したのだった。

封印は解かれ、彼は、兄に殺すよう煽った(自身の力では死ぬことができないため)。

自身が消えることで世界から『死』が消え、彼の目的である『死』を約束された命を失くすことという目的が達成されるはずだったが、フラグちゃんはそんな『最悪な死』を止めた。

その結果、破壊の神は槍を自身に突き刺し、時空間の狭間へ飲み込まれ、消えてしまったが、堕天使No.0はいつまでも彼の幸せを願っていた。

彼は去り際に兄も存在を知らない『悪魔』の名を口にした。

彼が消え去ったことにより、堕天使No.0は『駒』としての役割を終えた。

余談

彼の拠点としている『地獄』は、かつて神様と共に作り上げたもう一つの天界跡地であり、人間の思っているような『罪人を裁く』場所ではない。

また、『赤い』場所らしい。

また神様は地獄を「堕天使No.0が生まれた場所」と話していた。

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