概要を確かみてみろ!
ゲーメストで連載されていた『STREET FIGHTER Ⅲ RYU FINAL －闘いの先に－』最終回、リュウ最後の決め台詞の部分において当時からその手のミスに定評のあったゲーメストスタッフが犯してしまった、恐らく日本漫画史上最もやっちゃいけないところでやってしまった誤植。
経緯を確かみてみろ!
最終話、焼け落ちた朱雀城にて自身の闘いにおける疑問を何処に居るかもわからぬリュウに投げかけるアレックス。すると彼の背後で、前話にて生死不明となっていたリュウがいつの間にか逆光を背に仁王立ちしていた。
それを予期していたかのように振り向くアレックスに、不敵な笑みと共にリュウはこう言い放った。
「 確かみてみろ！ 」
……リュウのこの台詞の大ゴマと『次世代の“子”（ニュージェネレーション）よ!!』の文句の乗ったこのページをもってストーリーは『 完 』。
最終話ということで感動のラストを期待して熟読していた読者達（内容は感動そのものであった）だが、最後の最後、このあまりに締まらない一言のせいで唖然とさせられたのは言うまでもない。
単行本では流石に修正されているので、「確かめてみろ!」になっている。
後の『IV』や『V』でも修正版が勝利台詞として逆輸入されている。
ちなみにこの漫画、連載開始時にも「中平正彦先生執筆！」とするところを「中平正彦宣誓執筆！」と誤植しており、「誤植に始まって誤植に終わった漫画」と言われている。
そのインパクトからコラージュ・パロディ素材に用いられることも。
そして、2009年にはなんとTシャツ化もされてしまった。
ただ、ネタにしている方には笑い話でも、真面目に感動したかった読者と、何より作者にしてみれば笑い話でもなんでもない。真偽は不明ながら「中平先生はこの誤植に激怒した」という話もある。
もっとも、自分たち（編集部）のミスで他人に迷惑をかけておきながら、それをネタ（Tシャツ）にするという反省していないような素振りを見せれば激怒していてもおかしくないが。
関連タグを確かみてみろ!
ハイスコアガール：ゲーメストの誤植がピックアップされた回で言及された。しかし、本来であれば本編中はスパⅡの時代であり、ストⅢではなかったのだが……。詳細は「確かみてみろ!」
9にんのドンブラ：公式ブログ更新を伝える公式ツイッター（現X）の一文で「確かみてみろ」の記述があった。詳細は実際に「確かめてみろ!」
インド人を右に：ゲーメストの誤植のひとつ。詳細はリンク先を「確かみてみろ!」
