概要
第6部「ストーンオーシャン」で、エンリコ・プッチがDIOへ発したセリフ。
プッチが聖職者であること、「DIO」がイタリア語で「神」を意味することを鑑みれば、なんとも奇妙なセリフである。
経緯
プッチの、DIOとの回想にて。
DIOとプッチはベッドに寝転びそれぞれくつろいでいた。
「なあ… 知ってたか?プッチ」
「パリのルーブル美術館の平均入場者数は」
「一日で4万人だそうだ」
「この間マイケル・ジャクソンのライブをTVで観たがあれは毎日じゃあない」
「ルーブルは何十年にもわたって毎日だ……」
「開館は1793年」
「毎日4万もの人間がモナリザとミロのビーナスにひきつけられ」
「この2つは必ず観て帰っていくというわけだ」
「スゴイと思わないか?」
「スゴイというのは数字の話か?」
「そうではない……」
「すぐれた画家や彫刻家は自分の『魂』を目に見える形にできるという所だな」
「まるで時空を超えた「スタンド」だ…」
「そう思わないか?」
「特にモナリザとミロのビーナスは…」
「興味深い話だな」
「レオナルド・ダ・ヴィンチやアンティオキアのアレクサンドロスはスタンド使いかい?」
「なあ 私は君のことを言ってるんでもあるんだ」
「君のホワイトスネイクは魂を形にして保存できる」
「君は私をいつか裏切るのか?なぜ私を襲わない?君は私の弱点が太陽の光で昼暗闇で眠るのを知っている 私の寝首をかけばいいだろう?」
DIOは、プッチが自分を裏切るのではないかと考えている。
「私のザ・ワールドをDISCにして奪えば君は王になれる」
「やれよ」
疑っている。
「そんな事は考えた事もない… ぼくは自分を成長させてくれる人間が好きだ」
「君は王の中の王だ」
「君がどこへ行き着くのか?ぼくはそれについて行きたい」
「 神を愛するように君のことを愛している 」
DIOはプッチの手を自分の頭にめり込ませた。プッチはザ・ワールドを奪わなかった。DIOは疑ったことを謝り、謝罪の印として足の骨をプッチに手渡した。