「てぃひっ!!」
「あんたは卑怯よ。調子いいことばっかり言って、都合が悪くなるとすぐ逃げ出して。 あんたなんか結局いつか真矢が言ったみたいに弱虫なだけじゃない。」
「私、大人になってもママみたいになりたくない!絶対になりたくない!!」
「先生、私、先生の夢見たことあるんです。夢の中の先生、明るくて、すっごい優しくて。 でもやっとわかりました。あれが本当の先生なんだって。」
概要
演:志田未来
このドラマのヒロインでかつもう一人の主人公。
半崎小学校のクラスでは6年3組。最終回のラストシーン及びスペシャルドラマでは中学1年生。
みんなと仲良く思い出を作りたいと考える極普通な平和主義な女子生徒。「てぃひっ!」や「だはぁー」など、個性的な言葉を発する。妹であり、姉の神田優(演:夏帆)がいる。
「このままじゃ、何で同じクラスになったのかわかんないじゃん、私達。 6年3組24人が同じクラスになったのは、運命なんだよ、絶対。 だったら友達になりたいじゃん。仲良くしたいじゃん。楽しい思い出いっぱい作りたいじゃん。 何でそう思っちゃいけないの? あんたは、この一年捨てたとか言うけど、じゃあ、今日一日は、何もなかったことになるわけ? 私は今日のこと忘れないけど、あんたはすぐ忘れるわけ? 私は、クラスがこのままバラバラで、何の思い出もなく卒業するなんて嫌だから。絶対嫌だから!」
「私は、いなくならないよ。ずっと友達でいるからね。 前に、進藤さんが、私をトイレに行かせるよう庇ってくれた時、すっごい嬉しかった。 あの時、私が漏らしちゃったこともずっと黙っててくれたじゃん? 私、この人と同じクラスになれて良かったなって思ったんだからね。 この人と絶対親友になるんだって、決めたんだから。」
阿久津真矢のやり方に納得出来ず、友達だと信じていたクラスメイトに悉く裏切られるが、ひたすらクラスメイトを庇い続ける彼女によって6年3組に再び絆が戻る。彼女自身は真矢と「闘う」事で人間的に成長し、生徒たちの中で一番に真矢の真意に気づき、いつの間にかクラスを引っ張る存在となった。そして彼女の成長は、彼女の家庭にも好影響を与えていく。
真矢に「私のイジメに耐えられる一番強い子」を見抜かれた彼女は、最初から真矢のターゲットにされていた。
勉強が苦手で元気だけが取り柄とも言える。私立中学校に通う病弱でクールな姉とは対照的である。しかし、真矢の去った後、少しでも恩返しをしようと一生懸命勉学に励み、念願であった姉と同じ中学校への入学を果たした。当初は「私立は無理」と思われていた。勉強の不得意な一例としては、釧路という漢字を「苦死路」と書いている。
クラスメイトの真鍋由介(演:松川尚瑠輝)と「カウントエイト」という漫才コンビを結成していた。
血液型はAB型。最終回に登場する真矢の極秘資料と確認できるシーンがある。
同じく志田が演じた『14才の母』の主人公である一ノ瀬未希もAB型(手術前、高畑淳子が演じる的場春子の発言で確認)、志田本人もAB型である。
実演者の選出
脚本の遊川和彦は「物語の主人公となるのは神田和美である」と語っていた。オーディションには元々参加していなかったが、最後の最後でスタッフの発堀され、和美役に選出された。和美役の選考にあたっては当時難航を極めており、志田の存在無しに本作の放送の実現はあり得なかったとスタッフに言わしめた。
和美役のオーディションは当初、梶原ひかりが参加していたが、途中で自分には不適任と判断し、自ら佐藤恵里花役に立候補した。その結果、児童役決定第1号となった。
ちなみに1年4ヶ月後、『女王の教室』の製作スタッフと同じ『演歌の女王』が放送されたが、このドラマは志田の出演は無かった。代わりとして、半海一晃(女王の教室の上野教頭役)が演じる医師の名前が「志田」、病院名も「志田病院」となった。また、スペシャルドラマで真矢の息子を演じた翔役の武井証が出演している。更に4年後に放送された『BOSS』第6話では志田と天海祐希が再び共演している。
関連タグ
ハケン占い師アタル・・・志田未来が神田和実役で出演。脚本は『女王の教室』の遊川和彦で、「神田和美の14年後をイメージした役」と語られている。