ストーリー・世界観
国王自ら率いるパラストブルク騎士団は北隣の敵国ブラヴァルドに進軍するも全滅。
その後の反撃は国境の砦で耐え切ったものの、騎士団を失ったパラストブルクは王都周辺までモンスターが跋扈するなど治安も悪化し、危機的状況にあった。
そこで王に代わり国を治めることになったアウロラ姫は、元騎士団員で現冒険者の主人公を呼び出し、傭兵部隊を作って国の助けになるよう命じるのだった。
…というのが本筋だが、次々とイベントが開催されその都度サイドストーリーが展開するため、本筋をあまり覚えてないプレイヤーが多いかもしれない(もっともストーリーを後から読み返すことの出来る冒険日誌という機能もある)。
世界観は基本的に中世のようだが近代的な部分もあり、古代高度文明の遺産「魔導器」という名目で現代~近未来的な機械なども登場、パラストブルク周辺は西洋的だが、日本がモデルのヒノモトや中国がモデルのリージェンなど東洋的な国も登場し、縛りの緩い和製ファンタジーと言う感じ。
テキストは基本コミカルタッチで時にパロディやネットスラングも織り交ぜてくるが、奴隷制など意外とシビアな部分もあったり、たまにエグかったりもする。
カード・職業(ジョブ)・キャラクター
カードにはキャラ、武器、胴装備、腰装備、腕装備があり、レアリティは通常N,N+,R,SR,SR+の5段階(14年4月にURが登場したが、該当職にはNが無くやはり5段階)で、
職業1つにつき各レアリティのカードが存在するので25種類、さらに各カードは神撃のバハムート等と同じ4段階進化制を取っており4段階で100種類になる。
なおレアリティは4進最終進化で1つ上がるが、例外として素でSR+のカードは4進させてもSR+のままである。
4進目にすると、カード詳細画面でいつでも1~4進目の好きな画像を選べるデザイン変更機能が付いている。
装備に関しては大体3進目までは色が変わり、4進目で形状が変わる(概ね露出度が上がる)。
キャラカードには装備カードを装備させることが出来、理論上は一職につき20x21x21x21x21(21なのは無装備があるため)=3889620通りのカード画像が存在し、実際はイベント用の特効装備などが加わるのでさらに増える。
もっとも、そのため同職の別キャラのポーズや体型はほとんど同じという制約がある。
基本的に1キャラ=1カードなので登場キャラクターはどんどん増えていき、13年12月現在500名ほどと思われる。
継承
ある職業の合計ステの1~5%くらいが、それより上位の職業に上乗せされるシステム。継承ツリーを辿って2つ上位、3つ上位…にも直接+間接的に上乗せされる。
継承値を最大にするには、1職に付きキャラカードN,N+,R,SR,SR+の5人x進化4段階の20枚を保持し、それぞれに最強装備をすることになる。
強カード以外はハズレや餌扱いされるゲームが多い中、低~中レアリティのカードも役割があり戦力になるシステムでもある(その分トレードに出回りにくいが)。
しかし新職が出るたびに継承ツリーが伸び、さらにイベントや招待カード切り替えのたびに特別職(全職業に対して継承値の乗る継承根本)が増えた結果、ゲーム史上有数と思われるステータスのインフレを引き起こしてしまってもいる。最初はパーティーの総攻・総防が数万の争いだったのが、約2年後のトップクラスは4億台までは確認されている。
このため無課金微課金でのんびりやる分には十分遊べるゲームだが古参に追いつくのは用意ではなく(最近では多少は格差緩和策も取られているが)、金に糸目は付けないからすぐトップクラスになれないと嫌だという向きにはきついゲームかもしれない。
転生
カードを系統上位の職に「転生」させ、下位カードの絵で上位カードのステや能力を使えるというシステム。
戦場
正規軍を動かせないパラストブルクとブラヴァルドが冒険者パーティを雇って戦っているという設定の4対4のバトル。
1日3回の開戦時間帯に30分1回復のBPを使って参加し、3分間でポイントを奪い合い、勝てば武勲が上がり武器が貰える。
イベントが無ければすることが無いと言われがちなソシャゲの中にあってイベントをサボって戦場に入り浸るアクティブユーザーが続出し(イベントにもBPを使うため)、そのうちイベ中は1日5回までBPを使わず参戦出来るようになったほどの人気要素でもある。
ルールは、最初は通常攻撃が5回出来、使い果たすと1分30秒後に再び攻撃回数5回に戻る。
また通常攻撃1回ごとにアビリティptが溜まり、大体4回でMAXの100(=アビ使用可能状態)になり、リーダーカードのアビリティを使うとアビリティPtは0に戻る。
基本1戦闘につき通常攻撃10回とアビリティ2回を使って戦うことになる。
アビリティはジョブ毎に違い個性的かつ強力で、一時は新職が出るたびにバランスがぶっ壊れるとも言われた。無課金なら笑って見ていられたが、重課金してしばらく安泰と思っていた層はやってられないと思って引退するケースも多かったらしい。
その他
同社の「モンスター★モンスター」の登場モンスターがイベントの敵キャラとして出演する(流用とも言う)。
またヴァルキリーカードのシステムをベースにした姉妹作「麗神!!レジェンドクロニクル」がリリースされている。