概要
スタジオジブリ&ルーカスフィルムの共同制作のショートストーリー。
「マンダロリアン」season1配信開始3周年記念作品として制作。
2022年11月12日にディズニープラスで独占公開された。
ルーカスフィルムとスタジオジブリの関係
2012年からルーカスフィルムの社長を務めるキャスリーン・ケネディは英語版の「崖の上のポニョ」「借りぐらしのアリエッティ」「コクリコ坂から」の制作指揮をとった経緯から宮崎駿、鈴木敏夫とは古くからの友人同士である。また1989年に公開された日米合作アニメ「NEMO/ニモ」(「リトル・ニモ」の映画化作品)でもケネディは制作指揮の1人として、宮崎はクリエイターの1人として共に働いていた時期があった(宮崎は制作途中で降板)。
また、「クローンウォーズ」「バッド・バッチ」「マンダロリアン」などに携わっているアニメーター・監督のデイブ・フィローニもジブリ作品を深く愛していることで知られており、彼の作品に登場するアソーカ・タノのデザインが「もののけ姫」をリスペクトしたものであることは有名である。また本作が公開される直前に来日していた際には、当時オープンしたばかりのジブリパークを訪れていたと噂されている。
一方で、個人的な主義主張ではジブリの鈴木は「デジタル化を批判し、手描きアニメにこだわる」傾向があり、ルーカスは旧三部作からデジタル化を推進してきた筆頭であるという形で対照的。2008年(※)の鈴木とルーカスの対談でも互いの主張は譲らず議論は平行線を辿った。だが、だからと言って仲が険悪なわけではなく、むしろ良好である。
※2008年はちょうど初の3Dアニメである「クローンウォーズ」を制作中だったこともあり、ルーカスは一層譲れなかったという事情もある。
余談
スタッフ一覧に名前こそ載っていないが、この方もグローグーについては認知しているようで、スタジオジブリ公式がグローグーを見つめる「彼」っぽい写真を投稿している。