説明
漫画『デスノート』の登場人物「L」が、主人公「夜神月」に対して言い放った台詞である。
経緯
二人の因縁は、デスノートという理外の力で悪人に対して独善的な「裁き」を下していた月に、世界最高の探偵「L」が、必ず捕まえてみせると宣戦布告したことに始まる。
Lの「世界最高の探偵」の肩書は伊達ではなく、日本警察をも全面協力させる彼の力の前に、ほどなく容疑者の一人として捜査の手が身辺に迫ってしまった月であったが、相棒である死神リュークの力も借りることで捜査の目をあざむくことに成功する。
しかし、そうした超常の手段まで使って裏をかいたが故の「あまりに完璧なアリバイ」が、逆にLに「彼には何かある」という疑惑を抱かせることとなる。
マトモな捜査では月が尻尾を出さないと見切ったLは、あえて直接接触することで動揺を誘うため月の通う大学に潜入し、彼に話しかける。
その際、決めゼリフとして発したのがこのセリフである。
月にしてみれば、警察の捜査をかわしたと思って安心していたところに、それまで(月にとって)正体不明だった最大の敵「L」がいきなり目の前に現れて名乗ってくるというかなりホラーなシーンであり、このあと内心で凄まじく動揺している。
ネタとして
シーンの絵面自体がインパクト十分な事、「ごく短い一言で相手を激しく動揺させる」という構図がネタとして使い勝手が良いことから、デスノートパロディの定番として連載当時から人気を博している。
pixivでは主にこの台詞や、漫画のコマの構図になぞらえたパロディ作品に付けられている。
関連イラスト
関連タグ