注意!!この記事は「ダンガンロンパアナザーシリーズ」の物語における重大なネタバレが書かれています。
「……ネタバレを読むのか?」
「この先を読めばもう2度と前の自分には戻れないだろ。分かっているよな?」
「僕がこんなことを言うのもおかしいだろうけど。」
「今までご苦労だった、“僕”」
概要
空ろとは、シリーズ1作目ダンガンロンパアナザーの主人公、前田勇気の正体であり本作の黒幕。
超高校級の絶望のうちの1人。6章にて記憶を取り戻し、他の生き残り達の前に空ろとして姿を現した。
容姿は茶色の目と濃いオレンジの髪色で一見本物の前田勇気とほぼ同じ外見をしているが、
本物と違い髪は非常に乱れており、何本もの髪が頭からはみ出し、上に向かってカールしている。
性格に関しては常に冷酷で無感情であり喜びや悲しみ、怒りなどの感情をほとんど見せることはない。
天運
空ろ自身が持つ能力で、現実を捻じ曲げるレベルの強力な幸運である。
天運の事例を挙げると、体を動かさず銃弾を避けたり、百兆分の一の僅かな確率も引き当てたりするなど異常なまでのあり得ない幸運を作中で発揮していた。
作者いわく、「ハンバーガーが食べたい」と思えば、目の前でハンバーガーを運送しているトラックが事故を起こし、手元にハンバーガーが落ちてくるというレベルらしい。
しかし、空ろ自身はそれを「呪い」と称しており、実際いつも完璧にうまく行く事を退屈に感じている描写が多く見受けられている。
過去
上記のようなって天運という非常に強力な能力を持って生まれた空ろは、その天運を持つ故に全てが完璧に思い通りに動いてしまう人生に退屈していた。
退屈しのぎの為に自らの天運を使い不幸な人々を助けに回っていたが、それでも人生に面白みを見出せず、何度も自殺を試みるも天運のせいでいつも失敗し命を断つ事が出来ず絶望していた。
そんな絶望の最中、空ろはある絶望の高校生と出会い、退屈に満ちていた人生の中で初めて感動を覚え、絶望である彼女に心酔する。
更に感動したいと心から願った空ろは彼女を助けることにし絶望の残党となった。
その後、空ろはモノクマの人工知能をテストする目的でコロシアイ学園生活を計画し始め、計画を実行する為に自らの天運を頼りに「前田勇気」という生徒を希望ヶ峰学園に招き入れ、その後、前田勇気と成り代わる形で密かに同学園に入学していた。
一方、本物の前田勇気自身は何処かの場所に幽閉されていた。
その後は如月研究所内に空ろ含む79期生全員を閉じ込め、『空ろ』としての記憶を抹消し、本編に至る。
関連タグ
カムクライズル…原作シリーズにおける似たような立ち位置の人物。