2009年12月に人気急上昇した『Axis powers ヘタリア』の蘭にいさん(オランダ)関連の作品に付けられたタグ。
概要
ことの発端は、2009年12月5日(土)21時28分。第19回FIFAワールドカップ本大会の予選リーグの組み合わせ抽選結果をうけて、『Axis powers ヘタリア』の原作者・日丸屋秀和が自身のブログに、サッカーユニフォーム姿の本田菊(日本)とマー君(デンマーク)とともに、今まで簡易な設定やセリフのみでビジュアルがはっきりしていなかった蘭にいさん(オランダ)と新キャラのカメちゃん(カメルーン)を登場させた。
翌日6日は突然の新キャラ登場の事態に深夜にもかかわらず困惑が広まり、蘭にいさんとカメちゃんに関するイラストと漫画の投稿が殺到し、混乱状態に陥った。
翌朝に至っても混乱は続き、7日(月)になって沈静化が見られた。
このタグは、この間に人気が沸騰した蘭にいさん関係の作品に付けられるタグとして発生したと思われる。
名称の由来
「チューリップ・バブル」という名称は、オランダで起きた歴史上初のバブル経済事件からもじったもの。
17世紀、独立間もないオランダにトルコ産チューリップ球根が伝来。国内で大ブームとなって品種改良が重なり、価値は急上昇し、チューリップ相場は投資が急騰。
ところが、1637年2月3日に突然の暴落でオランダ国内は混乱に陥り、経済的打撃はなかったものの、国民の精神的ショックは大きく、一時はチューリップ嫌いがオランダ人に広まったらしい。
「第一次」と付いている理由
なぜ「第一次」がついたかは定かではないが、バブル第二波到来の予想から付けられたと考えられる。有力説では、蘭にいさんの公式設定に口調や性格などが新たに追加される際に、「第二次チューリップ・バブル」が起こる可能性があった。
また、蘭にいさんの妹に当たるベルベル(ベルギー)の公式設定追加が起きても、同様の事態は予想された。
そしてついに、2010年5月13日に蘭にいさんの漫画や公式設定が登場し、第二次チューリップ・バブルタグが発生した。