概要
これまでは2月初頭の開催でドバイワールドカップの国内前哨戦の役割もあった伝統の一戦・川崎記念が、ダートグレード競走再整備に伴い、年前半のG1シーズンの開幕戦として4月に移動、川崎競馬は4月から12月までナイターで開催される為、川崎記念もナイター開催にリニューアル、1着賞金も1億円に増額されることとなった。
- 近い時期に牝馬重賞の兵庫女王盃も新設されたが、園田が小回りコースのため牝馬路線のトップクラスの2頭、アイコンテーラーとグランブリッジは小回りを嫌ってか牡馬相手のこちらに回っている。
出馬表
番 | 馬 | 性齢 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|
1 | シルトプレ | 牡5 | 石川倭(門別) | 米川昇(門別) |
2 | セラフィックコール | 牡4 | B.ムルザバエフ(GER) | 寺島良(栗東) |
3 | キャッスルブレイヴ | 牡5 | 西啓太(大井) | 渋谷信博(船橋) |
4 | ノットゥルノ | 牡5 | 武豊(栗東) | 音無秀孝(栗東) |
5 | エブリワンブラック | 牡7 | 藤本現暉(大井) | 山崎裕也(川崎) |
6 | グロリアムンディ | 牡6 | 坂井瑠星(栗東) | 大久保龍志(栗東) |
7 | アイコンテーラー | 牝6 | 松山弘平(栗東) | 河内洋(栗東) |
8 | グランブリッジ | 牝5 | 川田将雅(栗東) | 新谷功一(栗東) |
9 | ディクテオン | セ6 | 本田正重(船橋) | 吉岡辰弥(栗東) |
10 | ライトウォーリア | 牡7 | 吉原寛人(金沢) | 内田勝義(川崎) |
11 | デルマルーヴル | 牡8 | 山崎誠士(川崎) | 山崎裕也(川崎) |
前評価
人気 | 馬 | オッズ |
---|---|---|
1 | セラフィックコール | |
2 | グロリアムンディ | |
3 | ノットゥルノ | |
4 | アイコンテーラー | |
5 | グランブリッジ |
レース結果
着順 | 馬 | タイム/着差 |
---|---|---|
1 | ライトウォーリア | 2:15:5 |
2 | グランブリッジ | アタマ |
3 | アイコンテーラー | ハナ |
4 | ディクテオン | 1 |
5 | セラフィックコール | 3 |
逃げたライトウォーリアが一度は追い抜いたアイコンテーラーを差し返すと、グランブリッジの追撃をアタマ差しのぎ切り、吉原寛人が勝ち名乗り。牝馬2頭が好走し1人気セラフィックコールはその後ろ。
- ライトウォーリアは中央所属時代にオープン勝ちがあったが統一グレード重賞はこれが初勝利でG1級タイトルの獲得となった。マジェスティックウォリアー産駒はベストウォーリア以来のG1級レース勝ち馬となった。
- 吉原寛人騎手と内田勝義調教師は共に本レース初勝利で、地方馬による本レース勝利は21年カジノフォンテン以来3年ぶり、地元川崎所属馬による勝利は04年エスプリシーズ以来20年ぶり。
- 金沢競馬場から参戦の吉原寛人は前年の11月9日に門別競馬場で発生した落馬事故で腰椎にひびが入る重傷を負うも、わずか39日後には復帰。年明けには姫路競馬場で行われた重賞で勝利し、ばんえい競馬を除いた全地方14場重賞制覇を達成したばかりだった。
- 上位人気がアイコンテーラー以外崩れたため3連単24万超の波乱決着となった。