概要
わざと出血させて老廃物を強制的に排出することで、コズミ(筋肉痛)などの治りを早くする目的で使用される道具。
針という名称だが、大きさは小さめのナイフや短刀に近い。
笹針治療を行う時、針を馬体全体に刺して出血させ、血液循環をよくするために傷口に塩を塗り込むこともある。笹針治療後数日間は馬房から出さず、馬房から出すようになっても暫くの間は乗り運動もしない。
傷口から出血すると傷を治癒するためにヒスタミンが盛んに分泌され、これがダメージを受けた筋肉の回復に効果があるという意見もあるが、笹針療法に医学的な根拠はない。2022年にJRAは笹針治療を焼烙やブリスターとともに禁止した。