概要
アニメ「キルラキル」に登場する鬼龍院皐月と伊織糸郎のNLカップリングタグ。
※この先物語の核心をつく重要なネタバレを含みます。アニメ・BD特典ドラマCDなど未視聴の方はご理解の上お読みください。
本能字学園生徒会長・鬼龍院皐月と裁縫部部長・伊織糸郎の二次創作上のカップルである。
伊織は 生徒会四天王に属していないものの、極制服の制作・開発に携わっているためなのか他の二つ星極制服の部長たちとは違って、皐月に四天王と同等の信頼を置かれている描写が当初よりなされてきた。
実は、皐月の学園を作った本当の目的、すなわち、皐月の母・鬼龍院羅暁=生命戦維の打倒にも根本から携わり、すなわちより生命戦維に深く携わることのできる裁縫部部長という形で、皐月の傍にある種懐刀のように控えていた。伊織は、この隠された皐月の思惑を同様に知る四天王と共に、決戦前の盃の儀式には必ず参加している。
物語が進むに連れ伊織の重要度が上がるのが分かるためか、だんだんとこのCPの数も増えてきた。
重要度としては8話「俺の涙は俺が拭く」の壊惨総戦挙では四天王までも一旦は解散したのにもかかわらず、伊織は一週間皐月の傍で生命戦維超高速邪魔浴の操作を行い、18話「夜へ急ぐ人」大文化体育祭式典において鬼龍院家の奥底にしまわれていた原初生命戦維の凍結を皐月の命で行っている。この時伊織は裁縫部の命とも呼べる両腕を負傷し、一方のその時離れた本能字学園にいた皐月は彼の「応答せよ、本能字学園」という呼びかけに何かを感じてか、鬼龍院羅暁との戦を見上げている。
また、16話「女はそれを我慢できない」より三都制圧襲学旅行帰りの飛行機の中で、皐月を幼き頃より見守り続けた鬼龍院家執事・揃三蔵の甥が伊織であることが判明し(この時揃は伊織と二人で皐月のサポート役として四天王とは別の因果で仕えているようなことを匂わせた)、二人は蛇崩乃音と同じく幼馴染ではないかと長らく考えられ…ていたのだがキルラキルDVD&BD4巻の特典ドラマCDにおいて五歳のころよりの10年以上の付き合いであることが判明。
皐月の父親である鬼龍院装一郎に自分の死後、父親を亡くしたばかりの五歳の『皐月様をくれぐれも頼むと言いつ』かった揃三蔵は『同い年だから少しでも遊び相手になるかと思い』、同じく少年だった甥の伊織をあてがわせ、すぐに会わせたという。そして同い年らしいので多分同級生。
ラ・ヴィエ・ドロール-まさしく人生は面白い!
22話「唇よ、熱く君を語れ」で、一同が好代の作ったコロッケを囲んでる際、二人は満艦飾家、皐月はマコ、伊織は薔薇蔵にそれぞれ話しかけているように見受けられるが隣同士だった。
皐月にとって負担が大きい神衣「純潔」を彼女が無理に着続けることにも内心反対していたようで(16話で流子との戦闘の後に暴走しかけている純潔に鎮静凝固剤を彼女に掛けていて、純潔を着ることに理解を示す揃に対し、「いいんですか、おじさん?!」と発言している。皐月はそれに対して「お前たち(伊織と揃)には苦労をかける…もう暫くは我儘を許してくれ」と言った)、その仕立て直しを施したのも伊織である。ちなみにこの時皐月の妹の流子を「さん」付けで呼んでいる。
さらに23話「イミテイション・ゴールド」においては大量の生命戦維から一人で四天王の極戦装束、マコ番長の喧嘩部特化型二つ星極制服を始め、各部長、一つ星生徒らの最終決戦用極制服を短時間で制作した際、皐月に「見事だ、伊織」と褒められた伊織の誂の装が喜んでいるのかうねうねしていた。
ちなみに伊織は他の男性に比べれば小柄で、女性にしては比較的背の高い皐月よりも身長が低い……と思われていたが、設定資料集の身長比較表の皐月はヒール込みの全長であるため身長差はほぼ無いか伊織が若干高いという可能性がある
なお・・・
本作随一の男前とあらせられた皐月様と小動物的な伊織の組み合わせである本CPで、皐月様がリードしている場合は「皐糸」というタグも存在する。検索する際は交互に掛けてみるのもいいだろう。
だが第24話「果てしなき闇の彼方に」で可愛らしい一面を見せた少女にとって、幼い頃より支え続けた少年がどんな存在であったか考えるのもこのCPの醍醐味の一つである。
また読み方であるが伊織の下の名前が糸郎(しろう)であるため「しさつ」または訓読みで「いとさつ」とも読める。
「刺殺」を連想してしまうが、皐月様らしいちゃあ皐月様らしい…。
25話では・・・
BD特典映像25話「さよならをもう一度」では最終決戦約二週間後~第一回本能字学園卒業式(つまり24話のラストシーンより前)が収録され最初で最後の卒業生である本能字学園三年生の進路の情報がある。
犬牟田以外は四天王は家業を継ぐ者が多かったが、伊織は生命戦維の研究を続けるため大学進学をするらしい(穿ってみると生命戦維の研究者であった皐月の父、装一郎の跡を追うような形になった)。受験生とは思えない戦いに明けっぷりだったが大丈夫だったのだろうか。
一方皐月もすったもんだの末、流子、鳳凰丸などの生命戦維深くかかわった者含め、「わけのわからないもの」をも包み込める世界を作ろうと邁進する腹を決めた。
最後のシーンでは四天王側ではなく揃、鳳凰丸側で伊織は敬礼し、(作画上のバランスの問題かもしれないが)鬼龍院家に仕えていく側の印象を受ける。