概要
学校の怪談、都市伝説の一種。学校のトイレに現れる、全身紫色づくめの老婆。
のことだが、pixivなどでは
1. 八雲紫の愛称(「ゆかり」が「むらさき」と読めることから)
2. 機動戦士ガンダムさんに登場するキシリア・ザビの愛称(服の色が紫であることから)
といった意味で用いられることもある。
「学校の怪談」の妖怪について
トイレの花子さんと並ぶトイレの怪異の定番で、全身紫色の衣装を着た婆さん、または紫と呼べるほどに肌の色が青ざめた老婆の姿で表される。なぜ、紫づくめなのかは不明だが、呪いの話として有名な「ムラサキカガミ」と言う都市伝説があるように、紫系の色は高貴の象徴とされた一方で、不吉さや死を表す側面もあるからだと思われる。
出現方法は実にバラバラ。他のトイレの怪異同様にノックをして出現させるという説もあれば、突然現れるという説もある。この手の怪談ならコイツのやる事は人に危害を加えるものと相場が決まっており、襲われたものは臓器を取られるか、どこかへ連れ去られるとされるが、紫色のアイテムを持って「ムラサキ、ムラサキ」と唱えれば消滅するとされている。
正体は諸説あるが、ポプラ社の学校の怪談シリーズ第2巻『放課後のトイレはおばけがいっぱい』によれば、地主の娘が落とした紫色の着物を見て、羨ましさから羽織ろうとした所、泥棒呼ばわりされた貧乏な家の少女の成れの果てとされる。
映画シリーズ『学校の怪談』では2に登場。こちらではトイレ以外の部屋に出現した他、怪談レストラン第42巻『紫ババアレストラン』ではラバーカップ(トイレの詰まりを直すアレ)を持った手の長い珍妙な姿で登場している。
関連イラスト