メインイラスト右の人物
CV:有本欽隆
概要
主人公・纏流子の父親。物語の始まる半年前に他界している(後述)。
「生命戦維」の研究を行っていた科学者。髭で、眼帯で、白衣を纏った、猫背で、下駄で、片手に杖の、鼠を連れているという、絵に描いたようなマッドサイエンティストスタイル。
半年前、「生命戦維」の研究成果を奪えという鬼龍院皐月の命により、屋敷を襲撃した針目縫と交戦。断ち斬りバサミで彼女の左目を潰したものの、致命傷を負わされてしまう。駆け付けた流子に、平穏な人生を送りたければ関わらずに立ち去れと言い残しかけるが、流子が針目の後ろ姿を追った隙に屋敷は炎上し、彼も炎の中に姿を消した。
そして流子は、焼け残った屋敷の地下室で『鮮血』と出会い、父が恐れていた過酷な戦いの運命に身を投じていくことになる。
以下、ネタバレに付き閲覧注意
ネタバレ
生命戦維の研究に憑りつかれた羅暁は、第一子である皐月が生命戦維への適合力が低いと見るや、産まれたばかりの第二子も続けて実験台にした挙句、その子も適応しないと知って廃棄処分にしてしまう。その冷血ぶりに憤った装一郎は廃棄された子を救い出して逃亡、追っ手に殺害されたように偽装して羅暁の目を晦まし、地下に潜伏した。
彼はそのまま名前と姿を変え『纏一身』を名乗り、ヌーディスト・ビーチを設立し、「鮮血」を製作して羅暁に対抗する力を育てていたのであった。
その彼が救った第二子こそが流子である。流子と皐月は実の姉妹なのであった。