医学用語の一つ。
肛門性器間距離(英語:Anogenital distance、AGD)という名前からして、読んで字の如く、肛門から会陰を経て性器までの距離である。
概要
基本的に肛門と性器のある動物では大体同じでオスは長くメスは短い。
男女ともに2つの計測点から指標が求められる。全ての指標で肛門の開口部となる中点から計測し、男性の場合は陰嚢の裏側までのAGD-AS(anus to scrotum)と、ペニスの付け根までのAGD-AP(anus to penis)の2つの指標から測定される。女性の場合は陰唇小帯および膣までのAGD-AF(anus to fourchette)と、クリトリスの付け根までのAGD-AC(anus to clitoris)の2つの指標から測定される。
「AGD÷体重」によって求められる指数のAGI(肛門性器間距離指数、Anogenital distance Index)も生殖能力を測る上では参考にされる。
簡単な話だが、つまるところ肛門即ちお尻の穴から性器までの距離では、
男は金玉とペニスが股間の前の方にあり、会陰が長いのに対して、
女は肛門から壁を隔てて膣があるため会陰が短く、クリトリスまで全体的に股間の後ろ寄りにあるため、男性は長く女性は短いという事になるのである。
ヌードであってもあまり描かれる部位ではないが、局部を露出しているR-18の絵では大切であり、
ここを誤ると性器や肛門の位置関係がおかしくなってしまう違和感の元になる。
特に異性の局部の絵を描く際には自分の性の性器位置に引っ張られてAGDが長すぎたり短すぎたりしてしまう原因になる。