概要
攻撃力を大幅に上げる代わりに自分にもダメージが降りかかり、且つ自分がダメージを受けると消滅する事から「脆い」と「諸刃の剣」を掛けた造語だろう。
カードテキスト
(1)：「脆刃の剣」は自分フィールドに１枚しか表側表示で存在できない。
(2)：装備モンスターの攻撃力は２０００アップし、
装備モンスターの戦闘で発生する戦闘ダメージはお互いのプレイヤーが受ける。
(3)：自分が２０００以上の戦闘ダメージを受けた場合に発動する。
このカードを墓地へ送る。
解説
デーモンの斧2枚分の強化を行う豪快なカードだがデメリットが重く、下手すると引き分けや自滅の恐れがある危険極まりないもの。
このカードを活用できるモンスターとしては戦闘ダメージを相手に押し付けられるアマゾネスの剣士やダイガスタ・スフィアードが挙げられる。
自分にダメージを受けるどころか相手に倍のダメージを与えられ、ダイレクトアタックすれば相手は致命傷を背負うことになる。
どちらのデッキも打点不足を補う意味でも相性が良く苦手な展開妨害を持つモンスターにも対処できる点が大きい。流石に魔法封じには無理だが。
相手モンスターに装備して戦闘ダメージをシャットアウトするカードと合わせてリクルーターで自爆特攻を繰り返すのも手で、攻撃力が高くて耐性がなく、厄介な攻撃妨害等を除去できる壊獣が装備対象に適している。
後に戦闘ダメージを相手に押し付ける効果に加えて装備魔法に関する効果を持つカードの多い御巫が登場。そちらが登場したデッキビルドパックでこのカードが再録された事もあり、相性の良さが大きく注目されている。
その他には多くのモンスターが攻撃力0な上に自分側が戦闘ダメージを受けない時械神とも相性が良く、相手モンスターにこのカードを装備した上で攻撃する事で時械神のバーン効果と併せて大きく相手のライフポイントを削ることが可能。
特に攻撃対象となったモンスターの攻撃力分のダメージを与える時械神ラフィオンと組み合わせれば二重に大きなダメージを与えられる。
総じて、デメリットが重いが、上手く使いこなせば相手を即死に追い込める上級者向けのカードと言えよう。
