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カードテキスト編集

装備魔法

(1):自分のLPが相手より少ない場合、

装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。

自分のLPが相手より多い場合、

装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力の半分になる。


概要編集

原作マンガにて海馬が使用した装備魔法。地味にシリーズで最初に登場した装備魔法である。

おそらく名前とイラストが最も一致しにくいカード。イラストには円盤のようなレリーフのような謎の物体が描かれており、一目見ただけでは全くこのカードの名前の想像が付かない。というか、どの辺に「巨大化」の要素があるというのか。この物体を装備すると魔術的ないし呪術的な何かが作用し、装備モンスターを巨大化させるのかもしれないが詳細は不明。正直、装備魔法ではなく対象を取る永続魔法永続罠だった方がいろいろ納得できたような気もする。


原作初登場の段階ではどんなモンスターにでも装備できる汎用性があるものの、効果自体は装備モンスターの攻守を20%アップ(1.2倍)させるという割と地味なもの。仮に青眼の白龍に装備させたとしても攻撃力は600しか上がらない。遊戯王OCGでは最初期の装備魔法でも300ポイント強化がほぼ最低ライン、その当時でさえ攻撃力を500以上強化するものは少なからず存在しており、もしそのままOCG化されていればほとんど誰も注目しなかっただろう(逐一攻撃力を1.2倍で計算するのも地味に面倒だし)。


その後満を持してOCG化されたが、自分と相手のライフポイントの優劣によって攻撃力の「倍増」か「半減」に効果が変化するようになっている。強化の倍率が大きく引き上げられ、十分実戦向きになった。状況によってはマイナス要素にもなるが、装備対象に一切の制限が無いため、相手モンスターに装備させて弱体化を狙うという使い方もあり。劣勢時は自分のモンスターを一気に強化する逆転の切り札に、優勢時は相手の反撃を妨害することもできる。ただしこちらから攻め入る場合、その攻撃によってライフが逆転し一気にパワーダウンすることもあるので、発動のタイミングや攻撃の手順に注意。より汎用性に長けるカードとなった反面、扱いは少々難しくなっている。

ちなみにあくまで対象となるのは「元々の攻撃力」のみである点に注意。原作と違って守備力についてはノータッチである。なお、ライフポイントが同値の場合はステータスは一切変動しない。


有名な使い方として挙げられるのがデビル・フランケンとのコンボ。デビル・フランケンの効果コストで自分のライフを一気に削り、強力な融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚、すかさず巨大化を装備させて激増した攻撃力で大ダメージを狙う、初期の1ターンキルの常套手段である(このコンボの存在によりデビル・フランケンも巨大化も制限・禁止カードとして長らく規制を受けていた)。あるゲーム作品ではこのコンボを海馬瀬人が青眼の究極竜を絡めて多用してくる(当時の青眼の究極竜は文字通りの意味で最強の攻撃力を誇る融合モンスターであり、もっとも、このコンボと相性の良いモンスターであった)ため、一部では「社長1キル」と呼ばれるようになった。

現在でも高攻撃力でのダイレクトアタックで1ターンキルを狙うデッキではよく使われており、装備魔法の中では比較的よく利用されているカードの一つと言える。先のコンボが少々有名すぎるが、他にも装備モンスターにリミッター解除を重ね掛けして更に倍加したり、相手の攻撃に合わせて移り気な仕立屋などで装備対象を変更したりといったコンボも使われることがあった。


パワー・ツール・ドラゴンとは相性が良く、自分の方がライフポイントが低い時には強化に使った後、ライフポイントが逆転した後は破壊耐性効果のコストに使う事で弱体化を解除するという戦法が可能。また、あちらは機械族なので上記の「リミッター解除との重ね掛け」と併用する事も有効であり、4倍の攻撃力で攻撃しつつリミッター解除の自壊とこのカードの弱体化という二重のデメリットをまとめて回避できる。これを意識したのかアニメ『遊戯王5D's』では龍亞がパワー・ツール・ドラゴンの破壊を防ぐために装備させたカードとして登場した(ただしこの時はお互いのライフポイントが同値だったため、攻撃力の変動は発生しなかった)。


外部リンク編集

遊戯王カードWiki - 《巨大化》

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