概要
食中毒の原因となる細菌。ビブリオ属に属しており、生物学的にはコレラ菌に近い仲間である。
主に海に生息する魚や魚介類が保有している。そのため海産物を生で食べることで感染することがほとんどである。
症状
激しい腹痛、下痢、嘔吐が主な症状である。下痢は稀に血便になることもある。
発熱を起こす人もいるが、インフルエンザやサルモネラ食中毒と異なり、38℃以上の高熱は稀。
3日程度で回復することがほとんどだが、子供や高齢者では稀に重症化することもある。稀に敗血症や心不全などの重大な合併症を起こして死亡することもある。
予防
真水に弱いため、海産物を調理するときは水道水や飲用の井戸水などでよく洗うと感染リスクを減らすことができる。(海中で生きている細菌のため、塩もみは効果がない)