ビブリオ・バルニフィカス

びぶりおばるにふぃかす

食中毒や感染症を起こす細菌の一種。

主に暖かい海に生息している細菌。別名、人食いバクテリア。食中毒や感染症の原因となる。

感染経路

魚や魚介類を生で食べることで感染する。主に夏に発生する。

他、海で怪我をした際に傷口から体内に侵入してくることもある。

症状

他の多くの細菌による食中毒と同様に、腹痛や下痢があらわれる。ほとんどの場合、重症化せず、数日程度で自然に治る。

しかし、重い肝臓病（肝硬変など）・糖尿病・アルコール中毒などで免疫力が低下している人がこの菌に感染すると敗血症など全身への感染を起こしやすく、非常に危険である。最悪の場合は死亡することもある。

治療

他の食中毒と同様に、十分に水分補給をし、脱水症状にならないように気を付ける。

重症の場合は入院して治療を行う。

予防方法

• ハイリスクの人は夏場に魚介類を生食せず、十分に加熱調理してから食べる。
• 怪我をしているときは海で泳がない。また、海で泳いでいる最中に怪我をしないように注意する。

近縁の細菌

生物学的にビブリオ・バルニフィカスに近い細菌

• 腸炎ビブリオ ： 食中毒の原因菌。ビブリオ・バルニフィカス同様、魚介類から感染する。
• ナグビブリオ ： 食中毒の原因菌。
• コレラ菌 ： 経口感染症であるコレラの病原体。

外部リンク

ビブリオ・バルニフィカス - Wikipedia