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曖昧さ回避編集

①ある組織や団体が舞台となる創作物などにおいて、そこで働く職員という設定で作られたオリキャラを指して使われることがある語。

②中でも特に、PCゲームLobotomyCorporationに登場する汎用ユニットの呼称として使われる例が多い。


ここでは②について解説する。


概要編集

LobotomyCorporationはプレイヤーが職員に指示を出し、幻想体(アブノーマリティ)を管理するというゲームであるが、この職員たちに愛着を持ち、職員をメインに据えた二次創作をするファンも多い。

特にプレイヤーが独自に性格や過去などの設定を付け、ひとりのキャラクターとして確立させた職員は二次創作界隈において「自職員」と呼ばれる。

主にTwitterのコミュニティでよく見られる用語だが、pixivにもタグ付けされている作品が存在する。

(単に「職員」であったり、別の呼称タグがつけられていることもある)


原作での描写編集

【ゲームシステムとしての職員】

本作品内にはプレイヤーが動かすことが出来、幻想体に直接関わる「エージェント(管理職)」とプレイヤーが指示を出せない「オフィサー(事務職)」2種類の職員が存在する。

ファンコミュニティ内で「職員」とだけ言った場合はエージェントのことを指している場合が多く、「自職員」タグもエージェントの作品が大半を占める。

(もちろん、オフィサーを扱う創作をする人もいる。)

当ページ内でも特に表記がない限り「職員=エージェント」として記述する。


新規データでゲームを開始した場合、一人職員が雇用された状態になっている。

それ以降は職員を配置するフェーズで、ゲーム内で手に入るポイントを使って「雇用」を行うことにより、新しいエージェントを雇うことができる。

職員たちは容姿や名前がランダムで生成され、バリエーションはとても豊か。

追加でポイントを支払えば自分好みにキャラクリすることも可能。

特定の名前を入力すると見た目が固定されセリフが特別なものになる「スポンサー職員」という職員も存在する。

MODにも対応しており、一次創作のキャラクターや他の版権キャラクターを職員として雇うこともできる。pixivでもMODを配布している人がいる。

その後は幻想体に作業をさせて育成をおこなっていくが、装備が多種多様な上、「ギフト」と呼ばれる幻想体への作業後に一定確率で貰える装飾も存在するため、ある程度ゲームが進むと見た目にかなり個性が出る。


待機中にお喋りをしていたり、幻想体と出会った時や同僚の身に何かが起きたときにセリフを発することもある。

セリフにもいくつかパターンがあり、職員のランクやステータスに依存している

オフィサーは一日が始まる度に勝手に配置される。施設の規模が大きくなっていくほど人数が増えていく。名前はalpha〇〇、beta〇〇、といったギリシャ文字+数字の組み合わせとなっており、所属部門ごとに決まった制服を着ている。

完全にランダム生成でキャラクリも不可能。


【ストーリー中の職員】

ストーリーパートの中にも度々登場している。

職員がしょっちゅう死亡・発狂することに対して、セフィラごとに様々な考え方をしているようだ。

立ち絵はないものの職員がセリフを話す場面もあり、ホドのエピソードに登場する「ティファニー」、イェソドのエピソードに登場する「ジェームズ」など、個人名のついた職員も登場した。

彼らはセフィラの内面に大きな影響をもたらした存在として描かれる。

ストーリーの後半では、ゲームの根幹に関わる「雇用」というシステムの真相が明らかになる。


その他、前述の待機中のお喋りの内容なども総合すると

・幻想体の危険性を知らないまま入社した

・出身地や経歴を問わず採用が行われているらしい

・定期的に薬物を支給されており、薬物中毒に陥る職員もいる

などという背景をうかがい知れる。

他にもゲーム中で描かれなかった設定を、公式がファンからの質問に答える形で公開している。有志による日本語訳も存在するので、自職員の背景を詳しく想像したいという管理人は是非目を通してみるといいだろう(「関連リンク」の項にリンクを掲載)。


・心に何かしらのトラウマを抱えている人間が採用されている

・幻想体を前にした時に最適な反応ができること(恐怖に震える、複数のパニック職員を出すなど)が重要視されている

など、職員に関する複数の設定が明かされている。


二次創作では編集

職員をメインに扱った二次創作においては、


・ゲーム内で実際にあった出来事やゲームのあるあるネタを題材に描いたプレイ日記

・職員たちが会社内でどのような日常を送っているのかを想像して描いたもの


が多くみられる。また、幻想体(アブノーマリティ)と接する過程で発狂・死亡してしまうことがあるという業務の特性上、


・職員と幻想体との関わりを描いたもの

・同僚との死別を取り扱った悲劇的な内容のもの

・職員の負傷、死亡シーンが描写されたリョナR-18G要素のある作品


が含まれていることもある。

多彩な容姿の職員を雇用できるのはもちろんのことだが、このゲームにおいては職員が作業を成功できるか、ギフトを取得できるか否か…など、多少の運要素も絡んでくる。

ステータスは同じはずなのにやたら作業に失敗する職員と優秀な職員がいたり、同じ幻想体に何度作業をしても全然ギフトを貰えない職員がいたり…といったように、働きぶりにもバラつきが出る。それゆえに職員に個性を見出して愛着を持ったプレイヤーも多く、プレイ中の職員の挙動を創作の設定に盛り込むことも。

職員同士・職員とその他のキャラクターでのカップリングものがあったり(男女CPか同性CPかは作者の趣味嗜好による)、自分の職員と他人の職員を交流させる所謂「うちよそ」のような形態の創作も存在する。

続編で世界観に関する設定がより詳しく描写されたため、職員たちが入社前どのような生活を送っていたか、個々がどのようなトラウマを抱えているのか妄想した作品も増えると思われる。


注意編集

職員、司書補をメインにした創作はどうしても作者のオリジナル要素が強くなってしまうため、興味が無い/苦手だと思う人もいる。

一方で職員、司書補メインの創作が好きで積極的に探したいという考えの人もいる。


・「自職員」「司書補」などのタグをつける

・タイトルやキャプションに自職員や司書補がメインであることを記載する

・まとめを投稿する場合、表紙や1ページ目に注意書きを挟む


以上の対策を行っておけば、閲覧者が検索や自衛をしやすくなるだろう。

pixivにおいてはタグや注意書きをつけられている作品が多いが、もちろん強制されているものではない。

一口に「オリキャラが登場する二次創作」といっても種類は様々で、界隈ごとにルールや主流となるタグの付け方は異なっている。

そのため、タグの付け方や注意書きの有無について色々な意見を持つ人いる。かつての出身ジャンルのルールや、自分の考え方とと違う行動をしている人を見かけたからといって、相手にタグの付け方を強要しないこと。

お互い気持ちよく二次創作を出来るようにしよう。


編集者の私見も含む余談〜タグ付けについて〜

オリキャラが登場する二次創作について、「原作名のタグをつけず、棲み分ける事が暗黙の了解となっているもの」と「特に棲み分けルールがないもの」が存在する。


【棲み分けする例】

夢向け、企画(二次オリの要素を含むもの)など


オリキャラを既存のキャラクターと(主に恋愛などで)絡ませたり、原作の世界観を借りた上でオリキャラを用いた交流がメインとなるような企画では、「専用のタグを設け、原作に関わるタグは使わない」という形で棲み分けが推奨されている。

夢主オリズオリカビなどの「オリ〇〇」系


【棲み分けしない例】

キャラメイク要素のあるゲーム、ソシャゲなど


プレイヤーキャラの見た目や性別を好きにカスタマイズできるゲーム(MMORPGなど)、意図的に主人公の容姿を設定していないゲーム(ソシャゲなど)も多い。

このような「原作において重要人物として登場するが、二次創作でキャラクターとして出そうとすると、どうしても作者のオリジナル要素が入ってしまう存在」がメインになるものについては、原作名のタグが付けられているケースがよく見られる。

キャラメイクで作成したキャラを代理にしてプレイ日記を描く人もおり、こちらにも原作タグがついていることが多い。

マイイカヒカセンなど(キャラメイク・オンラインゲーム

プロデューサー審神者提督監督生など(ソシャゲのプレイヤー、主人公)


自職員が登場する二次創作にも種類があり、「うちよそ交流が好き」という人が【棲み分けする例】でよく見られる傾向の創作をすることもあるし、「幻想体の危険性を描くために、職員を登場させたり職員側のドラマも描きたい」「自身の職員を使ってプレイ日記を書きたい」という人が【棲み分けしない例】のような創作をすることもある。


また日本の女性向けの二次創作界隈は棲み分けルールが厳しい傾向があるが、男性向けや海外の二次創作界隈はそこまででないことも多い。

LobotomyCorporationは男性のプレイヤーも多いし、そもそも海外のゲームである。

厳格な棲み分け文化に馴染みのない人も存在する。

こうして見ると、自職員や司書補を扱う創作は様々な見解が入り乱れる複雑な存在であり、そんな背景が棲み分けについての物議を醸しやすい原因ではないかと考えられる。

重ねて言うが、自分の考えと違う人を見つけても排除しようとしないこと。


続編編集

LibraryOfRuina

LobotomyCorporationの続編で、時系列的にLCのトゥルーエンドの後に当たる。

職員たちは「図書館」と呼ばれる場所の「司書補」として、図書館に本を求めてやってくるゲストたちと命懸けの戦いを繰り広げることになる。

なぜ続編の舞台が図書館なのか、なぜ職員がそこのスタッフに転向しているのかは是非LCをクリアしてこの目で確かめていただきたい。

彼らを扱った二次創作ももちろん存在する。詳しくはこちらの項目にて。

司書補


LimbusCompany

LibraryOfRuinaの続編として配信開始されたソーシャルゲーム。

「自職員」やそれに類するシステムはないが、放棄されたL社支部の崩壊から生き残った元職員や、本作品が初出の幻想体が登場している。

さらに、期間限定イベントでLobotomyCorporationに登場したE.G.Oを装備した囚人(仲間)を取得することができ、そちらのストーリーでも装備や業務内容についての掘り下げがある。

都市の設定もさらに新しく明かされているため、リンバスカンパニー初出の設定を参考にした創作も増えていくと思われる。


関連イラスト編集

ろぼとみまとめ

自職員まとめ

ロボトミーコーポレーションいろいろまとめ2

ロボトミまとめ7


関連タグ編集

LobotomyCorporation

汎用ユニット

キャラメイク

プレイ日記

司書補→次回作において「自職員」のポジションを務めるキャラクターたち


関連リンク編集

公式サイドがファンからの質問に回答した内容をまとめたページ1

公式サイドの回答まとめ2

※ネタバレ注意

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LobotomyCorporation ろぼとみーこーぽれーしょん

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