虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)
- ランク:A→A+
- 種別:対人・対軍宝具
- レンジ:1~20
- 最大捕捉:1~100人
「慈悲などいらぬ!」
「我が往くは恩讐の彼方――『虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)』!!」
効果:敵全体に強力なQuick属性攻撃&防御力ダウン(3T)&呪い状態付与(5T)
地獄の如きシャトー・ディフで培われた鋼の精神力が宝具と化したもの。肉体はおろか、時間、空間という無形の牢獄さえをも巌窟王は脱する。
超高速思考を行い、それを無理矢理に肉体に反映することで、主観的には「時間停止」を行使しているにも等しい超高速行動を実現するのである。
本作に於いては、高速移動に伴う「分身」による同時複数攻撃といった形となる。
モーションとしては、青い光を纏って高速移動し連続で攻撃した後、分身で敵陣を取り囲み多方向から蒼炎を放射、焼き尽くすというもの。
宝具名の漢字表記由来は、ウィリアム・ブレイク作の詩「虎」の冒頭「TYGER! Tyger! burning bright In the forests of the night,(虎よ!虎よ!夜の森に煌々と燃え盛る)」からか。
また、その詩をタイトルの由来とするSF小説「虎よ、虎よ!」が存在するが、これは他でもない「巌窟王」のSFリメイクとなっている。
この作品には「ジョウント」という精神力を用いた瞬間移動能力が登場する他、同作の主人公は体感速度を加速させる装置をインプラントしており、これを起動する事で超高速移動や主観的な時間停止が可能。
「巌窟王由来のキャラクター」が「強い精神力による瞬間移動」と「肉体への反動ダメージを代償とした超加速」を行うという要素、そして宝具名がずばり「虎よ」な点から見ても、同作がこの宝具の元ネタの一つと思われる。
なお、この小説には「わが赴くは星の群」という別題がある。こちらの名前もFateシリーズにてある礼装の由来となっている。
関連タグ
十面埋伏・無影の如く、時のある間に薔薇を摘め(固有時制御)、無想駆体:どれも同じように、「超加速による高速連撃」を行う宝具。
特にエミヤ(アサシン)と耀星のハサンが使用するものは「反動によるダメージが存在する(エミヤは生前でのみ)」という、この宝具と似たようなデメリットを抱えている。