概要
埼玉県や神奈川県に伝わる妖怪。カタカナでケッカイと表記されるほか、長野県ではケッケという名で呼ばれている。
妊婦から産まれることがある事がある産怪の一種であり、一説には舌が二枚あり、毛が逆さに生え牛に似た顔の毛むくじゃらの姿をしているとされる。
これが家の縁の下に潜り込むと、産婦の命が危険にさらされる為、それを防止する目的で出産の時に縁の下に屏風を巡らせる風習が存在する地域がある。
また、産み落とされるとすぐに血まみれのまま動き出して逃げようと囲炉裏の自在鉤を昇り出し、これに逃げ切られると産婦は死んでしまうと伝わっている地域もあり、それを阻止するために前もってしゃもじを用意しておいて、血塊が出現して自在鉤を昇り始めたらすぐに叩き落すように伝えられている地域もあるという。
関連タグ
モチーフ奇形児