概要
小野不由美の小説『十二国記』シリーズの登場人物。描写されている原作作品は『白銀の墟_玄の月』。戴国の人物。
臥信麾下の師帥。臥信が失踪した驍宗捜索のため文州に派遣された際、同行し、その後、文州に残されることになった三師の中にいた。静之の上官にあたる、陽気で侠気のある好人物。
以下、「白銀の墟_玄の月」のネタバレを含みます。
臥信が一旦、軍の半数を率いて帰還するよう命を受け鴻基へと出立した後、残りの軍と共に文州に残されていたが、驍宗への大逆が明らかとなり軍を解散させ、静之ら二十名ほどを連れて文州の西に潜伏していた。だが、のちに簒奪者らによって轍囲が誅伐を受けた際、見過ごすことができず轍囲を守るために駆けつけその戦闘で死亡した。
その際、唯一生き残ったのが静之だった。
他者からの評価
李斎曰く“証博は臥信も頼みにしていた生え抜きの麾下だ、腕も立ち、人望もあった。(中略)いかにも臥信の麾下らしい人懐こく明朗な人物だった”として“なんとも惜しいことだ、悔しいな”とその死を惜しんだ。