概要
小野不由美の小説『十二国記』シリーズの登場人物。描写されている原作作品は白銀の墟_玄の月。戴国の人物。
以下、「白銀の墟_玄の月」のネタバレを含みます。
阿選謀反前は瑞州師右軍に所属していた。元瑞州師右軍将軍・臥信の麾下で、旅帥を務めていた。静之の上にいた師帥は証博という。阿選謀反直後、文州で証博の師旅(ぶたい)が解散し、文州西に潜伏していたが轍囲誅伐の際に駆けつけ一人生き残る。瀕死の状態で琳宇の神農である習行に拾われて一命を取り留めた。
驍宗を捜索する李斎、酆都、去思と偶然出会い、一緒に驍宗を探すことになる。李斎によると「見た目は20代終わり。若いが武人らしいしっかりとした体つきをしている」とのこと。李斎とは驍宗の弾劾の場まで行動を共にしたが、その後、行方はわかっていない。
静之は驍宗が蓬山へ向う際、臥信の従者として同行した。同行した理由を「臥信様について黄海に行ったのも、実を言えば騎獣を貸してくれると聞いたからなんです」と話し、その時に借りた騎獣を気に入り自分で騎獣が持てるようになった際にも同じ種を探したという。(種の名前は「独谷」)静之は混乱の中で騎獣を亡くしていたが、牙門観で葆葉から独谷を与えられ大層喜んだ。
静之は昇山の旅で狸力(りりき)という妖魔を知り、それにより阿選が狸力を使い驍宗を函養山に閉じ込めたことを突き止めた。