貞塚ナオ
さだつかなお
CV:後藤沙緒里
遠月茶寮料理學園高等部一年。
非常に不気味な雰囲気を放っている女子生徒で、長い黒髪で顔が半分近く隠れており、見た目に違わず性格は根暗で陰湿。その本性は攻撃的な態度に反して罵られる事に悦楽を覚えるマゾヒスト。
煮込み料理を得意としており、おどろおどろしいオブジェが並ぶ不気味な調理室で魔女さながらに怪しい雰囲気で料理をすることから「鍋の前の魔女(ボイリング・ウィッチ)」の異名を持つ。煮込み料理以外にも干物やくさやといった臭いの強い食材にも造詣が深く、臭さと旨さを両立させた「おぞ美味さ」を追求しており、度々異臭騒ぎを起こしている。
薙切えりなに心酔しており、中等部の頃にえりなの側近の座を賭けて新戸緋沙子と食戟を行うも敗北し、えりなの半径50メートル以内に近付けなくなってしまうが、その後も懲りずにえりなを遠くから覗き見ていたり、連日手紙を大量に送りつけるといったストーカー行為を繰り返している。
秋の選抜ではくさやを使ったラクサカレーで84点を獲得して一気にトップに躍り出るが、直後に緋沙子が92点を叩き出し、またしても彼女に敗北を喫した上に結果は予選落ち。しかし、この時緋沙子に格の違いを思い知らされ、罵られた影響で、選抜以降はそれまで目の敵にしていた緋沙子を「お姉様」と呼び慕うようになる。
学園祭では模擬店の出店場所を巡って丼研の水戸郁魅と食戟を行うが敗北している。
主人公の幸平創真に対しては、最初は彼が緋沙子と同じ研修先だったことへの嫉妬から大量の不幸の手紙を送りつけようとしていたそうだが、ゲテモノ作りを好む面で学園祭で意気投合したため止めている。
なお、普段が普段なので分かりづらいが素顔は結構な美少女であり、秋の選抜で緋沙子の四物湯カレーを食べて浄化された際は別人のように可憐な姿を披露した(もっともすぐ元に戻ったが)。通称貞塚ナオ(白)。
アニメ2期エンディングテーマはなんと、ほぼ彼女のキャラクターソングとも言える『さっちゃんのセクシーカレー』。
えりな中心で主要人物の紹介をしているように見えて、実は彼女をストーキングしているナオの視点からの映像というとんでもない代物。歌詞も解釈によっては結構怖いと評判である。
緋沙子との対決が描かれた第21話では、エンディングも貞塚ナオ(白)バージョンになっていた。