概要
JR北海道が2024年4月、「JR北海道グループ中期経営計画2026」の中で発表した、全道周遊型の観光列車。
2025年(令和7年)度限りで運行終了する「くしろ湿原ノロッコ号」・「富良野・美瑛ノロッコ号」の後継として導入される。「赤い星(RED STAR IN HOKKAIDO)」と「青い星(BLUE STAR IN HOKKAIDO)」の2種類があり、いずれも2026年(令和8年)4月から運行開始する予定。
概況
2列車はいずれも4両編成だが、価格設定や設備面で差異がある。車両デザインは水戸岡鋭治が担当する。
- 「赤い星」(釧路湿原編成)は定員100人程度で、高価格帯となるグリーン席以上の位置付け。個室や展望席のほか、ラウンジ車両に厨房を設けて本格的な食事を提供し、茶室で乗客をもてなす。夏から秋にかけて道内を周遊する列車として、冬から春にかけては釧網本線を中心に運行する。
- 「青い星」(富良野・美瑛編成)は定員200人程度で、グレードは普通席並み。4人がけボックス席や展望席を設け、主に短距離で利用しやすい列車を想定する。夏は富良野線を中心に、それ以外は道内各地で運行する。
使用車両
2023年(令和)5月20日に737系電車に置き換えられて室蘭本線での営業運行を終了したキハ143形気動車のうち、8両を改造して転用する。