プロフィール
概要
恋ヶ崎超女学園に所属する茶色な髪をポニーテールにした女子生徒。
見た目通りに明るく元気な性格で、走る事が特に大好き。
その足の速さは、運動がそれなりにできる男子である主人公に引けを取らない程である。
その理由というのはは蘭は幼い頃に落ち込んだことがあり、その際に全力疾走したら
心が晴れて(メンタル面で)気持ちよくなり、それから走る事が病みつきになったのである。
だが『走るのが大好きで足も速い』と言っても『将来は陸上選手になりたい』というわけでもなく本人としては好きで走ってるだけなので、そういうことは考えてはいないのだが、
『世界で一番速く走れる人』というのには憧れているようである。
所属してる部が陸上部なだけあって運動は大好きで得意なのだがその反面、性的な事は(技術として)不得意なようで女子道の成績もよろしくなく、キュート属性ヒロインの中で最も大きい胸の持ち主なのだが前述の通り女子道の成績が良くないため知識や技術が乏しいためアレは上手い方ではない。
恋の成就に至るまで
男子部の活動で失敗に失敗が重なってしまった主人公は、グラウンドで「自分はこのままでいいのだろうか…自分は女子の為になっているのだろうか」と疲れた体で悩んでいると他の陸上部員を大きく上回っているペースで走る一人のポニーテールの女子に目が入り、そのまま眺めているとその女子が走ってきて声をかけてきたので、主人公はいきさつを話す。するとそのポニーテールの女子……足達蘭は「大したことのない悩みなら思いっきり走ればあっという間に吹き飛ぶよ」と自己紹介をしながら提案してくる。『元気そうなボクっ娘』な蘭に新鮮さを感じた主人公は蘭の誘いを受けて、一緒に走ることになるが、蘭の足の速さは苦手な勉強と違って体力に自信のある主人公が全力で走っても全く追いつけず、更には鼻歌を歌う余裕すらある程だったのだ。バテてギブアップしてしまい、惨敗してしまった主人公は蘭と再戦の約束をするのだが、気付くと心のモヤモヤが消えていたのであった。
それから主人公は男子部の依頼後に校庭で蘭と競走をする日々が続くのだが、
『競走が終わった後の蘭の屈託のない笑顔に癒されたり』『男子部の依頼で落ち込んだ日は一緒に走って気分転換をしつつ爽やかな汗を流したり』、といったことがあるが、競走を通して仲が深まった二人は苗字から名前で呼び合うようになり、蘭のお誘いがきっかけで主人公は翌日から蘭の朝練に付き合うようになる。
『蘭が朝練をしている時は主人公はいつもならグッスリ寝ている時間』というのもあって最初の頃は主人公はあくびを漏らし、蘭のハードな朝の走り込みに追いつこうとしてバテてゼェゼェと息をついてしまう程だったが、主人公は毎朝の蘭のランニングに付き合うのが何日も続くと蘭のペースに慣れてきて、それに伴い脚力に肺活量等が強化され、走りながら会話ができる程の余裕すらもできていたのである。
そしてある日の放課後に男子部の活動を蘭との朝練で培った体力で手早く片付けた主人公は急いで校庭に向かい、そこで陸上部の部員たちが元気に練習をしている中に蘭を見つけた主人公は蘭を呼ぶと、蘭も気付いて主人公を呼びながら手を振って迎えてくれる。主人公は蘭に誘われ、軽いランニングからのウォーミングアップから始まりそこから本格的な走り込みの勝負が始まる。この頃には今までの練習の成果が見についており、主人公は順調に蘭のスピードについていけるようになり、更には『蘭は本気で走っている』のに差を広げることができなくなっていたのだ。走り込みを終えた蘭は『今のキミとならすごく面白い勝負になりそうだから日を改めてまた勝負しようよ!』と主人公に勝負を挑む。それを聞いた主人公は『今までは追いつけなくて背中を見るしかなかったけど、今は隣に並べそうなところまで来た、これならもしかしたら追い越すことができるかもしれない』と考えて「わかった! 喜んで受けて立つぜ」と勝負を受けるのだった。
そして勝負の日当日の放課後は、雲一つない快晴でまさに競争日和であった。主人公が勝負の場である校庭に足を運ぶといつも通りジャージ姿の蘭が待っていた。蘭の方は陸上部が休み、主人公の方はこの日の為に頼み込んで男子部の活動はお休みという事で、お互いに勝負に邪魔が入る事はなく、校庭にいるのも主人公と蘭の二人だけである。主人公と蘭は入念に準備体操をして、スタートラインに立つ。そして審判はナナが務め、そのナナが吹いたホイッスルを合図に真剣勝負の火蓋が切られ、二人は弾丸のように飛び出していく。初めの頃は一方的に蘭に差を付けられてしまっていた主人公も今までの競争や朝練の甲斐あって今では蘭と並走できるほどに成長していたのである。そのまま二人はペースを落とすことなく、全くの互角の競争が続き、主人公は全力を振り絞って加速すると、蘭も負けじと陸上部員の意地を見せてくる。
横や後ろを見てどちらが前を走っているか確認する余裕すらもない程に二人はゴールだけを見て走り、二人ともゴールラインを走り抜ける。勝負は審判のナナ曰く『二人とも完全同時のゴールインで引き分け』という結果になってしまい、その予想外の結果に主人公と蘭は顔を見合わせ……盛大に笑い合う。そしてひとしきり笑い合った所で…蘭は改まった表情を主人公に向けると「話があるんだ……」と前置きしてから「意識し始めたのは、一緒に朝練するようになってからで、ボクと並んで走ってくれるキミを見てると……胸がドキドキしてしょうがなかったんだ……ボクは、キミのことが好きだよ」と告白してくる。その告白を受けた主人公は、最初は動揺するも「俺も……俺も蘭のことが好きだ!」と告白の返事を返す。すると蘭は、予想してなかった返事を貰ったことに驚きで目を見開き、「ほ、本当に」と聞き返すと主人公は「信じられないなら行動で示す」と蘭を抱きしめてキスをする。その熱烈な行動を示してきた主人公に蘭は照れてしまい、二人は人目に付きそうな校庭から、人気のない所であるロッカールームに場所を移すと『恋の成就』を…そして心身のつながりを果たすのだった……。
余談
主人公と同じく、頭を使うより体を動かす方が得意なタイプである蘭だが、
過去に開催された限定イベントの一つである『マラソンイベント』では走るのが得意中の得意な蘭は影も形も見せず、更には声のみの出番すらもなかったという……
その理由は各クラスからランナーを決めるくじ引きでマラソンのランナーとしての挑戦権を獲得できなかったというのが理由である……のだがそれは、それはストーリー上は一切触れられず、イベント後のランキング発表時でようやく明らかになった。