プロフィール
所属 | 雨志野超女学園(3年生)→恋ヶ崎超女学園(3年生→ステージ12以降4年生) |
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所属部 | 生徒会(生徒会長)→生徒会(生徒会長補佐) |
カードの属性 | キュート |
一人称 | 私(わたし) |
主人公の呼び方 | ○○(名前)くん |
主人公からの呼ばれ方 | 萩山先輩→伊乃 |
バストのサイズ | 85のEカップ(8章の身体測定の時のもの) |
概要
藤沢しのぶをいじめて引きこもりに追い込んだ恋ヶ崎超女学園の女子と交換される形で雨志野(あめしの)超女学園から編入してきた短い黒髪の女子。
雨志野超女学園にいた頃は生徒会長という重要な役職について、生徒たちの恋の成就に尽力していたのだが、伊乃本人がかなりのドジっ娘だったことや、雨志野の男子が『女子の能力で恋の成就をするかしないかを決めるタイプ』で伊乃を嫌っていたこともあって、伊乃本人は恋の成就をすることなく恋ヶ崎に編入してきた。
主人公からすれば先輩ではあるのだが、伊乃は3年生のヒロインで唯一主人公に呼び捨てで呼ばれたり話しかけられている。これは伊乃が主人公に自ら頼んだからであり、主人公も頼まれるまでは伊乃には敬語で話していた。
『明るく可愛くマスコット的な愛らしさ(そしてドジっ子)』という伊乃個人の魅力もあって
雨志野にいた頃も『ポンコツ生徒会長』として女子からの人気はとてもあり、恋ヶ崎に転入しても間もない頃に、クラスメイトどころか同じ学年の女子達からも声をかけられたる程の馴染みの早さを見せた。
だが雨志野超女学園で生徒会長になったのは伊乃本人が立候補したわけではなく、他の生徒達から押し付けられる形で就任したのが理由である。
また、運動神経が相当に鈍く転ぶことが頻繁にあり、伊乃が主役の8章だけでも、三度もスカートの中を主人公に見られており、更に言うとその内の一つはノーパンだったがために主人公にアレとナニを見られている。
ドジっ子な印象の強い伊乃であるが、気配りや相手への配慮に関しては人一倍優れており、自分のミスで迷惑をかけた美鶴にお詫びの品を買いに行くために街に繰り出したこともあった。
恋の成就に至るまで
いじめが原因で引きこもりになっていた女子、藤沢しのぶとも恋の成就を成し遂げた主人公は、ホームルームに遅刻しないように急いで廊下をダッシュしていると、自分と同じく走っていて転倒してパンモロ状態になった見慣れない制服の女子を見かける。
その転んだ女子である萩山伊乃を助け起こした主人公は伊乃の行き先である職員室へと送り届けると教室へと向かうのだった。
そして放課後に生徒会から呼び出しで男子部の仲間と共に生徒会室に向かうと、上機嫌な呼び出し人である桐夜に出迎えられる。桐夜の用件は「紹介したい人がいる」とのことなのだが、その人物こそが遅れてやってきた女子である『萩山伊乃』だったのである。
桐夜の説明曰く『伊乃はしのぶを虐めて引きこもりに追い込んだ女子(詳細は『藤沢しのぶ』を参照)との交換で転入してきた女子』で
伊乃がかつて所属していた雨志野超女学園からの『そちら(恋ヶ崎)の悪事を働いた女子を受け入れるかわりに、伊乃を受け入れてほしい』という申し出を桐夜が承諾してやってきたのである。更に桐夜は話を続けて伊乃を『生徒会長補佐』に任命し、男子部に伊乃のサポートを依頼するのだが「生徒会業務のサポートなら私がいるではないですか!」と生徒副会長の美鶴が待ったをかける。しかし桐夜は生徒会長権限で美鶴を黙らせ、美鶴はしぶしぶ従うのだが、そんな美鶴の気持ちを知らずに伊乃は主人公の良い所をどんどん挙げてベタ褒めして、敬語でよそよそしい主人公に「固苦しい呼び方じゃなくて呼び捨てで呼んで」とすら頼んでしまう。伊乃の頼みを受け入れて伊乃を呼び捨てで呼ぶと伊乃は「夢が叶って嬉しい」と大きく喜ぶのだが、主人公本人としては「どこかでボロが出て愛想をつかされるのではないか」と不安に思うのだった……。
そして案の定、男子部に戻ってすぐに主人公の三枚目な本性を知られてしまうも、伊乃は幻滅するどころか「私のいた雨志野の男子部と違ってこっちの男子部は面白くて良いね」と好印象を持つのだった。なんでも伊乃の話では「雨志野の男子は『優秀な女子を選り好みするタイプ』だったらしく、雨志野の女子達もそんな男子に好かれようと必死で常にピリピリしていた」という…「だからこそ幸運に恵まれてキミという素敵な男子に出会えて本当に感謝している」という伊乃の素直な言葉を聞くと主人公は「変に背伸びをせずにありのままの自分で伊乃と接していこう」と決意するのだった。
それからは親睦会やその翌日に伊乃が見せた『真面目』さ『相手への配慮』等を間近で見ていた主人公は知っていくのだが、そんなある日、桐夜からのお達しで伊乃は身体測定をすることになり、主人公もまたその手伝いを任され(本来なら保険医がそのサポートをするのだが不在だったため主人公がその代役となった)二人は保健室にて、桐夜から受け取った手順書に従って身体測定を手伝っていくのだが、その過程で伊乃は『正確なデータを量るために一糸纏わぬ姿』となって、恥ずかしがりながらも主人公に手伝ってもらいながら『性感帯感度検査』も含めて身体測定を完了するのだが、主人公はというと、伊乃の魅力的な裸体にエロく可愛らしい反応、そして可愛い拗ね方で完全にノックアウトしてしまい、伊乃を本格的に好きになったと自覚する出来事となったのだ。
そんな出来事があった日から数日後……今までに見たことがないような顔と涙目の伊乃を見た主人公が何があったか尋ねると、なんと以前伊乃が作成した部活予算の書類が行方不明になってしまったのである。当然それを知った桐夜と美鶴は二人を責め立て、他の生徒会の面々も冷たい視線を送ってくるのだが、主人公は『伊乃は作成した書類は決まった場所に収めており、それが移動や紛失するような機会はなかった』とキチンと把握しており、『書類が無くなったのはおかしい』と疑問に感じていたのだが、伊乃本人は責任を感じて必死に謝るのだが、桐夜には聞く耳を全く持ってもらえない。
そんな悲痛な様子の伊乃を見た主人公は『伊乃に悲しい顔をさせたくない』という気持ちが沸き上がって桐夜に「書類を紛失したのならばもう一度作り直せばいい」と提案して
桐夜に「あれは今日中に必要な書類なのに、それを短時間で作れるというの?」と言われてしまうもそれも気にせず見切り発車で実行してしまう。主人公は男子部をはじめとする助っ人を募って全ての部から書類に必要なデータを集め直し(データ自体は各々の部に残っていたので、再入手するのには苦労しなかった)、残り少ない時間で集めたデータから書類を再作成して、提出期限のタイムリミット1分前で生徒会室に駆け込んで提出できて、美鶴の承認と桐夜からのお許しの言葉が出て無事に間に合ったのである。
そんな奇跡を成し遂げてまで自分を助けてくれた主人公に伊乃は感極まって抱き着き、主人公もまた伊乃を抱きしめ返して「伊乃に笑顔が戻って本当に良かった」と安堵したのである。
その後二人は中庭で一息ついていると、『前の学園の男子にそうされたように今度も主人公に幻滅されて終わってしまうのではないか』と思って不安になった伊乃が「私はキミに助けられてばかりで恩返しが全然追いつかない…だから私にできることは何かない?」と尋ねてくる。
そんな伊乃に主人公は自分の想いと共に「恋人になってくれ」と告白するも伊乃は「初めて出会った頃からキミに惹かれていて(告白は)嬉しいけど、ダメダメな私なんかじゃ全然釣り合わないよ」と自分の気持ちを言う事を躊躇ってしまう。
しかしそんな伊乃に主人公は「俺は伊乃以上に失敗を繰り返してきたし、優秀なだけの女子よりも、愛らしい伊乃のような女子の方が好きだ!」と更に思いの丈をぶつけると伊乃の目には涙があふれ「私も……優秀なだけの男子よりキミのほうがずっといい」という肯定の言葉で告白を受け入れる。そして心身共に結ばれて恋の成就を果たした二人はラブラブぶりを周りに見せつけて帰宅するのだった。
そしてその裏ではこんな事があったという……
主人公と伊乃の『恋の成就』の決め手になった『部活予算の書類の紛失』だが、実はこれは桐夜の発案による作戦で、「書類が紛失した」というのも本当は嘘であり、実は行方不明になった書類は桐夜の指示で美鶴が隠し持っていたのである。その結果、主人公は獅子奮迅の活躍を見せ、伊乃との恋の成就の決め手になったのだが、美鶴は「何故そこまで彼女に恋の応援までして肩入れしたのですか?」と尋ねるも桐夜には「生徒会長としての役目を果たしたまでで、他に理由などない」とはぐらかされてしまう。その答えに納得できない美鶴は更に追究して「もしかして前の学園で生徒会長として励んだのに恋期を逃した彼女を自分と重ねたのでは?」と聴くも、桐夜はその推理を「下品な勘繰り」と切り捨ててしまう。だが美鶴は直感するのだった「本当は桐夜様も恋をしたがっているけど、生徒会長としての役目を優先してそれを押し殺しているのだ」と……