概要
重箱とは、めでたい日を祝う料理を入れる箱の事である。
あたかも重箱の隅のかすを楊枝でほじくって掃除する様に、物事の非常に細かい事にまで注目して難癖をつけることや、些細なことまで神経をとがらして干渉し、いちいち口出しする意味のことわざである。
なのだが、「重箱の隅をほじくる」とか「重箱の隅をつつく」といった誤記もしばしば見受けられる。
第一、指でつついた程度では、重箱の隅に挟まったものは取れない。
逆の意味は、「重箱の隅は杓子で払え」である。
集団である職場やチームにおいて、「重箱の隅を楊枝でほじくる」ような言動を取ると、ロジックハラスメントとなり、パワーハラスメントやモラルハラスメントに繋がる危険性が生じる。
全体の構造が見えず、マネージメント能力の無い管理職がこうなりやすく、部下の失敗を過剰に叱責することや正論・論破を用いて育てるはずの人材を否定する傾向にある。