金村義明

かねむらよしあき

兵庫県宝塚市出身の元プロ野球選手（内野手）。

概要

1963年8月27日生まれ。右投右打。現在は野球解説者、野球評論家、タレント。

旧名は金 義明（キム・ウィミョン、김의명）。高校時まで朝鮮籍を有しており、韓国籍に切り替えた後に現在は日本国籍を持っていることを公にしている。

中学・高校時代を通じて、報徳学園に在学。高校3年生だった1981年には、エースで4番打者として、甲子園の全国大会へ春夏連続出場を果たした。

1981年のドラフト会議で、近鉄バファローズと阪急ブレーブスから1位で重複指名。両球団から投手として指名された。抽選の末に、近鉄が交渉権を獲得した。

近鉄への入団直後に内野手へ転向した。1985年までは一軍に定着できなかったが、佐々木恭介コーチの指導で徐々に頭角を現すと、1986年からは羽田耕一に代わって三塁のレギュラーに定着。「いてまえ打線」と呼ばれた打線の中軸として活躍するとともに、その豪快なイメージから「いてまえ大将」と称された。

1986年に初めて出場試合数が100を超え、打率.275、本塁打23本（キャリアハイ）、打点67（キャリアハイ）の成績を残した。

1995年球団史上初めてFA権の行使によって中日ドラゴンズに移籍した。

1997年のレギュラーシーズン開幕直後に、近鉄時代の同僚だった小野和義との交換トレードで西武ライオンズに移籍した。1999年に現役を引退。

その後は、野球解説者、野球評論家、タレントとして活躍。