金熊童子とは、日本の伝承に登場する赤鬼である。
御伽草子では正しくは金童子なのだが、いつ頃からか金熊童子として広まったものと思われる。
「金熊童子」表記は岩瀬文庫蔵『酒顛童子絵詞(絵巻五軸)』、元禄歌舞伎『鬼城女山入』(参考リンク左頁中央下部参照)、江戸時代後期の『武家名目抄』第二百九冊甲冑部 下(参考リンク左頁左上参照)に見られる。
概要
その昔、丹波国の大江山に住んでいたとされる。鈴鹿山の大嶽丸、那須野原の妖狐玉藻前(白面金毛九尾の狐)と並んで日本三大妖怪に数えられる大江山の酒呑童子の配下として、都に出没しては悪事を働いていた。
その後、都から来た源頼光と家臣の頼光四天王によって酒呑童子共々退治されたとされる。
全体的な伝わった記述は少なく、同じ配下である熊童子、虎熊童子、星熊童子と共に大江山四天王の一鬼として扱われていた。
関連タグ
主な登場作品
『陰陽師~平安妖奇譚~』
⇒金熊童子
『あやかし百鬼夜行』
⇒金熊童子
『一血卍傑』
CV:丸岡和佳奈
金童子として登場。