概要
平安時代中期の大江山に住んだとされる鬼の頭目・酒呑童子や副将・茨木童子配下の鬼の四天王。酒呑童子四天王や童子四天王などとも呼ばれる。一般的には熊童子、星熊童子、虎熊童子、金童子の4匹の鬼として知られている。
御伽草子『酒呑童子』の中には「酒呑童子や茨木童子、いくしま童子、とらくま童子、かね童子や門を固める10人あまりの鬼ども」とするものもあり、他にも「いしもち」などの名前が見られる写本があるなど、作品によって一定していない。
四天王の面々
くま童子
⇒熊童子
青鬼。
とらくま童子
⇒虎熊童子
白鬼。
ほしくま童子
⇒星熊童子
かね童子
⇒金童子
赤鬼。御伽草子では金童子だが、いつ頃からか金熊童子として広まったものと思われる。