概要
名古屋市に本社を構える出版社である交友社が発行・発売を行っている。毎月21日発売。
「鉄道ピクトリアル」(電気車研究会)に続く鉄道趣味雑誌として1961年5月(同年7月号)創刊。
主に鉄道関連全般を取り扱う。
「鉄道ファン」は交友社の登録商標であるが、対象はあくまで「雑誌、新聞」のみであるため一般名詞としての使用は問題ない。
創刊号の表紙は「パノラマカー」こと名古屋鉄道7000系であり、初代編集長は同形式の車体デザインを手掛けた萩原政男。
当初はレイルファン団体「鉄道友の会」が編集に携わっており、会の宣伝や支部の活動報告などを掲載していたが、刊行から数年して交友社が自社で編集する形になった。
ただし編集に関しては、交友社の本社ではなく、東京都文京区に構えている東京支社に編集部を置いた上で編集を行っている。
サイズはB5変型判で「鉄道ジャーナル」(鉄道ジャーナル社)と同サイズ。
国鉄民営化当時の1987年6月号に「国鉄最後の車両配置表」を掲載して以降、毎年JR各社の車両の動きと車両配置を掲載する「JR車両ファイル」が毎年7月号に掲載される。
平成初期までは読者同士のグッズ交換コーナーもあったが、インターネットの普及に伴い個人情報保護の観点から1996年3月号を最後に終了した。
創刊号他表紙写真を撮影していた広田尚敬による鉄道写真講座コーナーなども2000年代半ばまで掲載されていた。
先行する「ピクトリアル」と比べると専門性は低くライトユーザー向けの内容で写真点数が多いのも特徴。
ライトユーザー向けの内容で派手な見出しが付けられることも多く、一時期はある機関車に関して実態とかけ離れた過大評価がされているとの意見が上がったこともある。
また「ジャーナル」とは異なり重大事故・大規模災害発生時の特集記事が組まれたことはないが、それに関する臨時列車に関する記事は掲載されたことがある。
TBSアナウンサーだった吉村光夫がライターとして長年参加していた。
「レイルマガジン」(ネコ・パブリッシング)は同誌から移籍した編集者・執筆者が中心で構成されている。
関連項目
- キヤノン:裏表紙に広告を掲載している。
- 烈車戦隊トッキュウジャー:本放送時のエンディング「みんなの列車コーナー」の紹介文を監修。