…いつからや……
いつから……?
面白い事を訊くね
君は知っているだろう?
私の鏡花水月の能力は“完全催眠”
如何なる時でも五感全てを支配し
あらゆる状況を錯覚させる事ができる
せやから一体いつから…鏡花水月を遣うてたかって訊いてんねん!!!
──ならばこちらも訊こう
一体いつから────鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?
概要
『BLEACH』第392話で描かれた平子真子の問いかけに対する藍染惣右介の返答。
藍染は能力解放の瞬間を見た相手を完全催眠に陥れる斬魄刀『鏡花水月』を使って暗躍していたが、紆余曲折を経て日番谷冬獅郎によって背後から刺し貫かれた。
しかし、日番谷が刺した相手は藍染ではなく雛森桃であり、皆が呆然としている内に藍染の反撃を許してしまう。
藍染の能力を看破したと思い込んでいた平子は、苦し紛れに問いただしながら向かっていくが、そんな平子を嘲笑うように藍染は質問を質問で返すのだった。
平子の言う「いつからや」という問いは「いつから雛森と入れ替わっていたのか」という意味だが、藍染はこの問いかけをスルーしている。
鏡花水月は一度解放を見せれば、それ以降の解放の瞬間を『解放していない』ように錯覚させられるため「いつから鏡花水月を遣っていたか」という問いは無意味なものになっていたのだ。