CV:広橋涼
概要
天カス学園中等部に在籍する女子学生で生徒会長。
幼い頃から走ることが大好きで、マラソン大会などで輝かしい記録を次々と打ち出していた。
その実績を買われてエリート中のエリートのみで構成される天組に所属していたが、現在は怪我を理由に走ることを辞めてしまい、落ちこぼれのカス組に異動している。
生徒会長も実態はただの雑用係。
学園内で起きた吸ケツ鬼による事件を受けて防衛隊と共に探偵倶楽部を結成した。
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※この先ネタバレにつき閲覧注意!
実は走らなくなった理由は怪我ではなく、走っている内に変顔(鼻の穴が開き、歯をむき出してしまう)になってしまうコンプレックスからであった。
しかも周りから「顔芸で走る卑怯者」とも言われ深く傷付いていた。
それでも未練は強く、夜中にこっそり走ったりもしていたが、いつまで経っても笑いものになる恐怖を払拭できず、中盤には退学届を書き上げるまでに追い詰められていた。
また、周囲から「一位の人」としか見て貰えなかった豆沢サスガに分け隔てなく接していた事で、彼から密かに好意を寄せられていた。
更にサスガは吸ケツ鬼事件の犯人(黒幕はオツムン)であり、動機は誰でもスーパーエリートになれる装置を完成させ、惚れた相手であるチシオを天組に戻ってこさせるためだった。
しかしその装置は何もかもが間違っているうえに人格を変えてしまう非道なもので、チシオはサスガをビンタして拒絶する。
風間君が完成した装置の餌食となってしまい、更にはオツムンの力でパワードスーツまで装着。元に戻すためカスカベ防衛隊は勝ち目のないマラソン対決に挑む。
チシオは吹っ切れずに参加を躊躇っていたが、周囲から嘲笑されながらも頑張り続ける彼らの姿と、その姿を支持するひろし、みさえの言葉に心を打たれて遂に人前で走る事を決意。
全力を出す中でカスカベ防衛隊の面々に顔付きを褒められ、独走状態だった風間君&オツムンに肉薄する。
焦ったオツムンは、走るチシオの顔をドローンに投影して動揺を誘う。しかし、しんのすけの
「チシオちゃんは変顔じゃない、頑張ってる顔だゾ!!」
という励ましもあって
「これがしんちゃん達と走る私」
「今の私、大好き!!」
と、完璧にコンプレックスを乗り越えた。
パニックに陥ったオツムンの「青春は?!」という問いかけには「コンプレックス!!」と元気よく答えている。
エンドクレジット中のアニメーションではマラソンするシーン、退学届を破り捨てるシーン、サスガと並んで焼きそばパンを食べるシーンが描かれている。