概要
農耕ができない砂漠に住む人々が行ったものの一つ。商品の輸送の為に何度も砂漠を往復した。ただ、砂漠対策に何らかの不備があればたちまち生命の危機に陥る上に、略奪者に狙われることも多かった。
そこで複数の運び屋が隊商というグループになって輸送を行うことで、略奪や暴行から集団的に守れるようになり、商品を安全に確実に届けられるようになったのである。
隊商によって作られた交通と運輸のネットワークは、様々な文化の交流・融合のきっかけとなり、イスラム世界の形成と統合の基幹となったといえよう。
輸送時に使われた動物
輸送用に使われた動物として、砂漠地帯ではラクダ、高原地帯や山岳部ではロバが使われたほか、目的と特性に応じて馬やラバも使われた。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
現在、「隊商」「商隊」で(部分)検索を行うと、フェリクス商隊や【屍の隊商】などのpixivファンタジアSR関連のイラストが多く出てくる。
また、「キャラバン」の場合は、日産のキャラバンやオンラインゲームのキャラバンなどのイラストも出てくるため、(数はまだ少ないが)マイナス検索などで絞り込む必要がある。
関連タグ
ラクダに乗った騎兵。略奪者は常に隊商を狙っており、隊商も略奪者から身を守るために常に武装していたため、両者は自ずとラクダ騎兵として鍛えられていった。