概要
さいとう・たかをが1983年から1988年にかけて『リイドコミック』(リイド社)に連載していた作品。
徳川吉宗の治世である享保年間を舞台に、元忍者の盗人・雲盗り暫平の活躍を描いた作品。物語は暫平が依頼人から「○○を盗んでほしい」と依頼を受け、それを実行する過程をコミカルに描いてゆくのが基本的な流れである。
キャラクター
雲盗り暫平
元は「雲の暫平」と呼ばれる隠密だったが徳川吉宗の命を救った功績で自由の身となった。
蛇が苦手だがそれを我慢しようとする場面が見受けられる。
柳生三郎
火付盗賊改の同心で基本的に暫平とは対立しているが、場合によっては協力する事も。
大岡忠相
江戸南町奉行。
表向きは名奉行だが、裏では賄賂を受け取る、他の幕閣の悪事を探ろうとするなど、
小悪党な面が多い。
平賀源内
蘭学などの知識などで暫平に協力する少年。
史実では高松藩の国元にいる筈なのだが漫画では理由は不明ながら江戸で暮らしている。