プロフィール
オーバーホールに身を捧ぐ狂信者
弱音を暴き心を砕くマインドキラー
―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより
概要
指定敵団体『死穢八斎會』の鉄砲玉・八斎衆の一人。
人物
つばの広い帽子とペストマスク、コートに至るまで全身黒づくめの男。
八斎衆の一人にしてオーバーホールの懐刀。玄野、入中を除くと八斎會最初のメンバー。
元詐欺師で、他人の本音がわかってしまう個性(後述)ゆえに人間不信に陥っていた。しかしオーバーホールの「お前が必要だ」という誘いの言葉に嘘がない事を知って八斎會に加入、彼に心酔しきっている。
他のメンバーと異なり戦闘には向かない個性だが、当人は「それゆえに他のメンバーとは違い、オーバーホールと並んで身を置ける」とむしろ誇りに思っている。その忠誠は最早狂信の域にあり、ルミリオンの痛烈な攻撃を受けても意識を失わず、「自分が共に歩まねば」と強迫観念めいた思いで自身を鼓舞しながら、這ってでもオーバーホールの元に駆け付けたほど。
個性
個性は『真実吐き(まことつき)』。
問い掛けた相手に強制的に本心を語らせる。複数人に質問したり、質問された本人すら知り得なかった本音を吐かせることも可能。
動向
死穢八斎會が捜索された時には、酒木と共にルミリオンと交戦し、「壊理を結果的に見捨ててしまったこと」を悔やんでいた彼の本音を引き出して精神に揺さぶりをかけたが、その後悔をバネにして既に覚悟を決めていたルミリオンには通じず、酒木と共に敗北した。
しかし、オーバーホールへの忠誠心から意識を辛うじて保っており、オーバーホールに渡された個性破壊弾を壊理に向けて発砲。計算通りにルミリオンは透過の個性を使わずに壊理を庇って被弾し、彼の個性は消失した。
だが個性を失い、ボロボロになってもなお、先読みと体捌きだけでオーバーホールと互角に渡り合うルミリオンの姿に驚愕する。
その後再びダウンし、オーバーホールと融合させられてしまうも、壊理の個性に触れたことで元通りに分離。警察に逮捕された。
余談
単行本17巻の設定画で、素顔はインテリ風でメガネを掛けていることが判明した。
関連タグ
マスク・ド・コルボー:カップ焼きそば現象繋がり。こちらも人間の精神に作用する能力を持つ。また人の弱みに漬け込む部分は共通するが同情的な背景を持つ音本と比べターゲットを唆し、幻術を使って幸せな記憶の中で絶望に浸らせて死に追い込む最低極まりない醜悪さを持った格上の悪党である。