概要
週刊少年ジャンプで連載されていた『約束のネバーランド』において、物語の重要なキーとなっていた作中用語。
主人公エマをはじめとしたメインキャラクターたちの多くが、この食用児として生を受け飼育されていた。
エマ達が育ったような「孤児院」形式の飼育施設は貴族向けの高級農場であり、一般向けの食用児は文字通り家畜のように「養殖」され「出荷」の時まで何の自由もないままただ生かされている。
人工受精によって産まれ、高級農場出身の女食用児の中には子供を生んで農場の運営役(ママ)に就任する者もいる。ただしママになったとしても、何らかの理由(大きなミスの責任を取らされる等)で「出荷」させられる可能性は消えない。
どこまで行っても、食用児は「家畜」であり「食料」でしかない。
存在の歴史
約束のネバーランド世界ではかつて、鬼と人間の壮絶な戦いがあった。鬼は喰った肉に応じて外見や知性が変化する為、人間を喰い続けなければ知性のない化物に堕ちてしまう。しかし人間は同胞を喰う鬼を許すことが出来ない。
その戦いが両者の断絶によって終了した際、鬼の世界に「土産」として残された人間が食用児の祖先である。
鬼たちは人肉の安定供給の為「農園」を設立し肥育と繁殖を行っていくこととなり、それからずっと「家畜」として食用児は鬼の食料となり続けた。だが鬼の中にも「養殖物」を不味い肉として嫌がったり、宗教的な理由で受け付けない者もわずかだが存在している。
関連
わたしを離さないで 食用ではなく、移植用臓器のケースとして生かされる子供達の話。