概要
「うますぎねえか?」という片山まさゆき流の真骨頂とも言える名が体を表す、JMP(日本麻雀プロフェッショナル)所属の女流プロでは最強の雀士。
波溜晴・我鷹愁のツートップに、男性も含めて唯一肩を並べられる実力者である。
元はアイドルだったが、枕営業を拒んでいたため鳴かず飛ばずであった。そんな中、我鷹の目に止まり麻雀プロに転向。わずか半荘1回見学してだけで完璧な指し回しを覚えるという、赤木しげる並の天才的センスを見せて以来、我鷹のお気に入りとなっている。
我鷹も2人で食事のたびに馬杉に寝ることを迫ってくるが、それを拒んでも仕返しをすることはなく、むしろ活躍を応援してくれていることに彼女は感謝している。
アイドルに夢を見て破れた過去から、打点より和了やすさを重視した徹底的なリアリストぶりで知られる。
ただし期待値を計算して棒テンの速攻に賭けるデジタル派というよりは、手の高さと変化の多さを見つつ、相手の捨て牌読みも計算に入れるなど、どちらかといえば波溜・我鷹同様、作者の片山氏好みのアナログ派の打ち回しといえる。
クールで口数の少なさ故に丘葉未唯子(ミーコ)・波溜・我鷹に比べ目立たない寧香だが
- 「麻雀って底なしに奥が深いんです」
- 「目指すのは私だけの一打」
の台詞は寧香というキャラと片山氏の麻雀観を表現した名言。
そのあまりの強さに、男女問わず彼女と当たるのは避けたいと思っている者は多い。また彼女の麻雀哲学の大きさに「この人には勝てない」という苦手意識を植え付けられた者もいる。
前述のように卓上ではクールなカリスマ女性キャラを演じているが、根は明るく普段は意外とノリも良い。
また、我鷹の弟子だがミーコを嫌っているわけではなく、むしろ打ち上げでアイドル時代の歌と踊りを披露したり、ミーコの茶番に合わせてあげたりしている。(我鷹に対しミーコや波溜に対する嫌がらせを止めるよう他の女性プロと迫ったことすらあった)
また貧乳であることを一度だけミーコからイジられていた。