スペック
全長
112 m(推定)
主機
波動エンジン
乗員
45名
武装
四連装連射宇宙魚雷発射管×4基
ミサイル発射管×8基
[前部ミサイル発射管×4基]
[舷側平行ミサイル発射管×4基]
主砲:2連装衝撃砲×2基
副砲:2連装衝撃砲×4基
連装対空パルスレーザー砲×4基
概要
地球防衛軍所属の駆逐艦で、地球の艦で唯一波動砲を装備していない。とはいえ、機関は他の艦と同じ波動エンジンであり、ワープも可能。
装備は衝撃砲(ショックカノン)の他、宇宙魚雷を装備している。
劇中では、太陽系内の各防衛軍基地に配備しており、土星での決戦の際に、連絡を受けた各基地から発進している。
また『ヤマト2』の第1話に登場した707号艦には「あさま(浅間)」という艦名が設定されていた。
活躍は皆無で、一撃で敵艦に葬られる艦が多数いた。その後、艦隊全滅後は登場しなかったが、ヤマト3で同期の巡洋艦と共に現役で登場した。
『さらば』に登場した護衛艦とは武装や上部構造は異なるが船体構造が同一であり、どちらかが派生形に当たると推測できる(デザイン順序自体は護衛艦→駆逐艦)。
PS版
『PS版さらば』『イスカンダルへの追憶』『暗黒星団帝国の逆襲』『二重銀河の崩壊』に登場する。宮武一貴氏によってリデザインされている。此方では「突撃駆逐艦」という艦種が設定されている。
続編の『イスカンダルへの追憶』以降では、「後期生産型」という性能バリエーションが三種類登場し、それ以前のものは「前期生産型」と位置付けられた。
前期生産型
白色彗星帝国との戦争に参加したタイプで艦体色は原作と同様、灰色に艦体に艦首/艦底部インテーク/メインノズル先端がオレンジ色に塗られている。『イスカンダルへの追憶』では、ステージ03「雷王作戦」の戦闘終了後シナリオにおいて、包囲艦隊の主力として多数の本級が登場した。また土星基地にて、ヤマトに新型波動エンジンを曳航して届けたのも本級である。
ちなみにバグなのか仕様なのかは不明だが主砲が後方を指向しており、運用法に癖が強くなっている。
同型艦は「吹雪」「白露」※「朝潮」「陽炎」
※ゲーム中読みが「はくろ」になっているが誤記。
後期生産型 甲型
打撃力に優れたタイプで、ゲーム上の設定では攻撃力に上方補正があり、代わりに速力が若干低く設定されている。艦体色は一見前期型に似ているが、灰色の艦体は白色系の色で塗装され、オレンジの部分が赤色になっている。
同型艦は「夕雲」「潮」「朧」「峯風」
後期生産型 乙型
VLSを装備したタイプで、CG上では魚雷発射管と艦尾副砲がVLSに置き換わっているのが確認できる。ゲーム上では、他のタイプと異なり艦の上下方向にミサイルを発射するように設定されている。艦体色は灰色主体で、前期型でオレンジ色だった部分が白色となっている。
同型艦は「綾波」「敷波」「ハックルベリー」「フレッチャー」
後期生産型 丙型
他のタイプより速度性能が優れているかわりに打撃力で劣るクラス。ゲーム上では武装が減らされて攻撃力に下方補正がついている。また甲型と本クラスのみ、対空機銃が設定されている。作中では「平型」と表記されるが、主力戦艦同様誤記である。艦体色は白色主体に艦首、底部および舷側インテーク部が黒色、メインノズル先端が黄色。
同型艦は「バトラー」「キャラハン」「モホーク」「ズールー」
余談
『さらば』『2』のリメイクに当たる「宇宙戦艦ヤマト2202」では巡洋艦共々リストラの憂き目にあってしまい、設定にそれっぽい存在がちらりと触れられた巡洋艦と違い全く影も形も無くなってしまった(一応護衛艦は駆逐艦と共通艦体ということを念頭に置いてデザインされていることが設定画にメモ書きされているので、デザイナー側としては駆逐艦の受注も想定していたのだろう)。これにより「2202」の地球防衛軍は汎用性の高いはずの駆逐艦が存在しない歪極まりない組織体系と化している。
ちなみに本来脚本では第1話に登場する艦は新型の駆逐艦となっていた。「波動砲こそ未装備ながらも波動エンジンを搭載した初の量産艦」とされており、その特徴に駆逐艦が合致する。おそらくは波動砲だらけの本作において波動砲が無いという特徴を逆に活かし、波動砲艦隊の前段階として波動エンジン技術習熟用に開発された艦として本艦が登場する予定だった思われる。しかし本編では前作『2199』の艦艇を流用する形に変更されてしまったので、本作で駆逐艦が登場するチャンスは失われてしまった。
関連タグ
宇宙戦艦ヤマト アンドロメダ(宇宙戦艦ヤマト) 主力戦艦 土方竜
護衛艦(宇宙戦艦ヤマト) 船体構造が同一の系列艦に当たるフリゲート。