スペック
全長
180m、ないし190m
全幅
31,9m
主機
波動エンジン
武装
艦首波動砲×1門 (大口径衝撃砲×1門)
2連装衝撃砲×3基 (×4基ないし未装備)
3連装衝撃砲×2基 (×5基)
3連装宇宙魚雷発射管×2基
4連装連射宇宙魚雷砲×2基
8連装重火器 (未装備艦あり)
2連装対空パルスレーザー砲×2基
概要
「さらば」「ヤマト2」双方において地球連合艦隊の主力として、アンドロメダに率いられて戦う。「さらば」では目立った活躍もないままモブとして白色彗星帝国に撃破されてしまっているが、「2」においては艦隊集結シーンにて多数の同型艦が発進している様子が確認でき、バルゼー艦隊に対して果敢に砲撃に打って出るシーンもある(因みに、「ヤマト」旧作群において、地球巡洋艦の発砲シーンは極めてレアである)「ヤマトIII」第4話では、ヤマトが訓練を行った防衛軍アステロイド基地内に繋留されている。
本編では作画ミスと思われる様々な巡洋艦が確認でき、「さらば」では上甲板の主砲が三連装の艦が漂流しており、「2」では8連装重火器が連装主砲に置き換わっている艦、ヒペリオン艦隊所属のパトロール艦カラーの艦、護衛艦カラーの艦などが存在する。
PS版
『PS版さらば』『イスカンダルへの追憶』『暗黒星団帝国の逆襲』『二重銀河の崩壊』に登場する。宮武一貴氏によってリデザインされている。
続編の『イスカンダルへの追憶』以降では、「後期生産型」という性能バリエーションが三種類登場し、それ以前のものは「前期生産型」と位置付けられた。
前期生産型
白色彗星帝国との戦争に参加したタイプで、PS2版では波動砲を装備していない設定となっている。(恐らく、艦首には衝撃砲を装備しているものと思われる)
PS版さらばにおいては冥王星基地所属の「すくね」がヤマトに合流しテレザート星への航海に同行するが、ゴーランド艦隊の猛攻からヤマトを護り轟沈してしまう。また、多数の同型艦が土星圏において配備されている。PS2版においては、ミッションクリア後の援軍において、ランダムで入手できる可能性がある。
同型艦は「宿禰(すくね)」、「青葉」「衣笠」「妙高」「那智」「羽黒」
後期生産型 甲型
打撃力に優れたタイプだが、若干速度性能に劣る。ゲーム上では120%の攻撃力補正がある。艦体色は黄土色主体で、前期型同様艦首や舷側インテーク部が白色。
同型艦は「名取」「夕張」「鬼怒」「五十鈴」「酒匂」
後期生産型 乙型
甲型とは反対に速度性能に優れるかわりに、攻撃力は若干劣るタイプ。ゲーム上では、速度が若干早く、攻撃力補正は110%に落ちている。艦体色は灰色がかった緑色で、艦首及び舷側インテーク部は白色。
同型艦は「オーガスタ」「ボルチモア」「ピッツバーグ」「カンバーランド」「ミルウォーキー」
後期生産型 特務型
艦首に小口径の波動砲を装備しているかわりに、攻撃力と防御力が他艦より劣るタイプ。PS2では、唯一波動砲を発射可能な巡洋艦である。艦隊色は青みがかった灰色で、前期型では白色の部分が主力戦艦(前期型)同様のクリーム色となっている。
同型艦は「ケーニヒスベルク」「コンコード」「コベントリー」「ホーキンス」「エッフィンガム」
防衛軍実験型巡洋艦
「PS版さらば」に登場するゲームオリジナル艦。デザイン担当は宮武一貴氏。
巡洋艦をベースにした無人艦で、艦首部分は波動砲口ではなくセンサー状の構造物に置き換わっており、艦橋構造物は撤去され、代わりに円盤状の遠隔操作用と思われる受信アンテナを備えている。艦体色は防衛軍実験型戦艦と同じオレンジ系統。ゲーム上では耐久力は有人艦より20パーセント分多く、副砲2基と魚雷を装備している。
ゲーム本編ではストーリー03「火星-木星間小惑星帯」に登場し、参謀長直属の無人艦隊主力として、アステロイドベルトにおいてヤマトと対峙する。
宇宙戦艦ヤマト2202
当初、後々まで多くのファンに強い印象を残し、支持されるメカニックを多数輩出した『さらば』『2』のリメイクとして発表された本作において、アンドロメダ級や主力戦艦のようにリメイクされた本艦の登場を期待する声は少なくなかった。が、今作においてこの記事の巡洋艦は登場しない。護衛艦や、兄弟分のパトロール艦は登場したのにである。
ここまで割とマイナーどころのメカまできっちり拾ってきたリメイクヤマトシリーズにあって、パトロール艦と合わせればそれなり以上に商品化の機会もあった本艦をリストラした理由については不明である。
ここからは推測になるが、本作に登場した金剛改型宇宙戦艦は当初公式サイトで「駆逐艦」として紹介されていた。このことから製作陣の中でこれらの改装艦をもってして旧作の駆逐艦と巡洋艦を代替する発想があったと考えられ、巡洋艦(と駆逐艦)はそのとばっちりを受けてしまった可能性がある。
しかし、パトロール艦の設定が「軽装甲巡洋艦の巡視仕様」と5章パンフレットにて語られていたため、本記事の巡洋艦がこの「軽装甲巡洋艦」として設定されている可能性がある。
検索
記事タイトルは区別のための便宜的なものなので、検索する際は「巡洋艦」「宇宙戦艦ヤマト」で検索するとほぼ網羅できる。