概要
トラファルガー・ローが武器として愛用する大太刀。
黒塗りの鞘には十字架を想わせるような白い紋様が描かれており、鍔には白い毛皮のような装飾が見られるのが特徴。身長191cmのローが腰に提げられないほどの巨大な太刀であり、普段のローは納刀したこの刀を担ぐようにして持ち歩いている。戦闘時には鞘が邪魔になるためか、適当な場所に捨て置いているらしい(戦闘が終わると自身の能力によって回収する)。また、非戦闘時はたまにベポなど他のクルーに持たせていることもある。
ONEPIECEの世界の名刀の一つだが、その中では珍しく「位列」が無い。「設定が公開されていないために不明」というわけではなく、SBSにて作者から「位列はなし」と明言されている。また「妖刀」でもあるという非常に特殊な刀。ローが初登場した時点で既に所有していたため、彼がどのような経緯で鬼哭を手に入れたのか、何故鬼哭が「妖刀」とされているのかなど、詳細についてはまだまだ不明な点が多い。
位列無しとは言え切れ味や強度は十分であり、ローのオペオペの能力や覇気が加わることでその戦闘力は更に上昇する。全力を解放すれば、全身に武装色の覇気を纏った手練れをも地形ごと一刀両断にしてしまう。
ローのオペオペの能力は応用性は非常に高いものの、一部の例外を除くと攻撃性に欠けており、戦闘においてその攻撃面を補いつつオペオペの能力のサポートを行うのが鬼哭の役目である。また、ローは元々十分な実力を誇る医者でもあり、能力との併用によって奇跡的な施術も難なく行えるが、その際の執刀もメスなどではなくこの鬼哭で行う場合があるらしい(その光景を見てしまったらしいチョッパーは盛大に取り乱した)。