概要
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版』とは、2023年11月17日~2024年2月29日まで公開された映画『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』を多くの観客から応援を受けたことで、よりクオリティアップした新公開バージョンである。
古賀監督曰く、本作は"製作陣が作りたかった本来の『ゲゲゲの謎』の姿"であり、「"恐ろしさ"よりも"妖しい美しさ"が増していることでより深く物語に陶酔し、感動していただけるでしょう」とのこと。
主な変更点
- 以前の公開バージョンからクオリティアップさせた327カットのリテイク、音の再ダビングを行っている。
- リテイクカットの中には、絵コンテで当初想定されていた恐怖演出を復活させたカットも新たに含まれている。
- 映倫のレーティングも以前の「PG-12」から「R15+指定」に上がっている。
- 因みに「R15+指定」(15歳未満の入場および鑑賞禁止)に上がった主な理由は戦闘における血しぶきの量が増えた事が理由。
余談
- 鬼太郎シリーズ、ひいては(前日譚かつ公開済み作品のリテイクとは言え)子供向けアニメの劇場公開作品がR15+指定されるのは今回が初(子供向け以外ではベルセルク 黄金時代篇III 降臨、劇場版PSYCHO-PASS、メイドインアビス深き魂の黎明などの例がある。)。
- 本作は本来、2024年11月発売のBD(豪華版)に本編として収録される修正版であったが、長期にわたって作品を支えてくれたファンへの感謝をこめ、全国ロードショーに至った。なお、豪華版には通常版と真生版の2種類が同時収録される。
- キャラクターデザインと作画監督を担当した谷田部透湖は、リテイク部分制作の為、3ヶ月にもわたって仕事場に泊まり込みでの作業にあたった。古賀監督はその仕事ぶりに感銘を受け、豪華版の特典となるドラマCDの製作を決意した、と語っている。